特許
J-GLOBAL ID:200903028983272140

高力ボルト摩擦接合用鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-120259
公開番号(公開出願番号):特開平9-302412
出願日: 1996年05月15日
公開日(公表日): 1997年11月25日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 接合面に凹凸を有し、かつ表面が硬いことにより、安定して高いすべり係数を発現する高力ボルト摩擦接合用鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】 鋼材組成が、C、Si及び、Mn、並びに上限を規制されたAl、Ti、B及びNを含有し、さらに、上限を規制されたCu,Ni,Cr,Mo、Nb及びVを1種または2種以上の任意の組合せで含有し、かつ、Ti-3.4N>0を満足する鋼を再加熱後、熱間圧延し、最終パス直前に高圧水によるスケール除去を十分に行い、最終パスを鋼板表面の付与すべき凹凸形状に対応した凹凸付きロールで圧延して、鋼板表面に十点平均粗さRzが0.2mm以上となる粗度を付与し、さらに圧延後、鋼の変態開始温度Ar3 点を切ることなく直ちに水冷して、鋼板表面から少なくとも1mmまでがヴィッカース硬さで250以上とする高力ボルト摩擦接合用鋼板の製造方法。
請求項(抜粋):
鋼材組成が重量%で、C :0.10〜0.25%、Si:0.05〜0.60%、Mn:1.0〜2.5%、Al:0.060%以下、Ti:0.005〜0.030%、B :0.0005〜0.0030%、N :0.0060%以下を含有し、さらにCu:0.5%以下、Ni:0.5%以下、Cr:0.5%以下、Mo:0.5%以下、Nb:0.05%以下、V :0.05%以下の範囲で1種または2種以上の任意の組合せで含有し、かつTi-3.4N>0を満足する鋼を再加熱後、熱間圧延し、その圧延最終パス直前に高圧水によるスケール除去を十分に行い、最終圧延パスを鋼板表面の付与すべき凹凸形状に対応した凹凸付きロールで圧延して、最終的に鋼板表面に十点平均粗さRzが0.2mm以上となる粗度を付与し、さらに圧延後、鋼の変態開始温度Ar3 点を切ることなく直ちに水冷して、鋼板表面から少なくとも1mmまでがヴィッカース硬さで250以上とすることを特徴とする高力ボルト摩擦接合用鋼板の製造方法。
IPC (7件):
C21D 8/02 ,  B21B 3/00 ,  B21B 27/02 ,  C21D 9/52 102 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14 ,  E04B 1/38
FI (7件):
C21D 8/02 A ,  B21B 3/00 A ,  B21B 27/02 A ,  C21D 9/52 102 ,  C22C 38/00 301 W ,  C22C 38/14 ,  E04B 1/56

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