特許
J-GLOBAL ID:200903028988046474

トロイダル型無段変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-098324
公開番号(公開出願番号):特開平8-296723
出願日: 1995年04月24日
公開日(公表日): 1996年11月12日
要約:
【要約】【目的】 トロイダル型無段変速機の正回転と逆回転とで、同じ変速制御油圧系を用い得るようにして、変速制御装置の小型化、低廉化を図る。【構成】 モータ88は変速指令値Uに応動して変速制御弁83を開き、パワーローラ44c,44dを逆向きに上下動させてパワーローラの傾転を生起させる。この上下動および傾転をカム86を経て弁83にフィードバックすることで、傾転角がUに対応した目標値になる時パワーローラを原位置に保持する。コントローラ100は、スロットル開度TVOおよび車速VSPから求めた目標傾転角φ* と実傾転角φとの偏差を基に制御ゲインに応じてUを決定し、制御ゲインの極性を、回路105で判別した変速機回転方向に応じて反転させ、Uの決定に用いる。かくて、変速制御弁83を両回転方向で兼用することができる。
請求項(抜粋):
可逆転動力を供給される入力コーンディスクと、該入力コーンディスクに同軸配置した入出力コーンディスクと、これら入出力コーンディスク間で摩擦係合により動力の受渡しを行うパワーローラとよりなるトロイダル伝動ユニットを具え、変速指令値に対応して変速制御弁を中立位置から開くことで、該変速制御弁からの圧力により前記パワーローラを、回転軸線が前記入出力コーンディスクの回転軸線と交差する位置からオフセットさせ、該オフセットにより入出力コーンディスクからの分力でパワーローラを、自己の回転軸線と直交する首振り軸線周りで、前記変速指令値に対応した目標傾転角に向け傾転させることにより、無段変速を行なわせるようにした変速制御装置を有するトロイダル型無段変速機において、前記パワーローラの実傾転角および前記目標傾転角間の偏差を基に制御ゲインに応じて前記変速指令値を決定する電子式変速指令値演算手段を設け、前記入力コーンディスクに供給される動力の回転方向を検知する入力回転方向検知手段と、該手段により検知された回転方向が正回転である場合と、逆回転である場合とで、前記制御ゲインの極性を逆にする極性反転手段とを具備することを特徴とするトロイダル型無段変速機の変速制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/00 ,  F16H 15/38 ,  F16H 59:68
FI (2件):
F16H 61/00 ,  F16H 15/38
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-163562
  • 特開昭54-072359

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