特許
J-GLOBAL ID:200903028989768309

磁気異方性に優れた希土類-Fe-B系合金磁石粉末の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-337982
公開番号(公開出願番号):特開平8-176617
出願日: 1994年12月26日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】【目的】磁気異方性および温度特性に優れた希土類-Fe-B-Co系合金磁石粉末の製造に関し、工業的に量産する場合に磁気特性のバラツキの少ない安定した製造方法を提供する。【構成】希土類-Fe-B-Co系合金インゴットを均質化処理した後粗粉砕を行う。得られた粗粉砕片を 600°C以下の水素雰囲気中で水素を吸蔵し、真空雰囲気下で脱水素を行ない粗粒子集合体を得る。次いで加圧した水素雰囲気中で、温度 780〜 840°Cに保持して当該粗粒子集合体に水素ガスを吸蔵させ、次いで水素ガス圧力 1x10 -4Torr以下の真空雰囲気になるまで脱水素処理し、急冷する。【効果】最大エネルギー積((BH)max) および温度特性(キュリー点(Tc))に優れかつバラツキの少ない磁気異方性を有する合金磁石粉末が得られる。
請求項(抜粋):
Yを含む希土類元素(以下、Rで示す。)とFeとBを主成分とする合金のインゴットを不活性ガス雰囲気中で、温度1000〜1150°Cに保持して均質化処理させた後、上記均質化処理インゴットを加圧した水素ガス雰囲気中で、温度 600°C以下に保持して当該インゴットに水素を吸蔵させた後に真空雰囲気下にて脱水素して粗粒子集合体とし(以下、均質化インゴットの後処理方法(A)という。)、次いで昇温して 1.1〜 1.8kgf/cm2 に加圧した水素ガス雰囲気中で、温度 780〜 840°Cに保持して上記粗粒子集合体に水素ガスを吸蔵させた後に水素ガス圧力1x10-4Torr以下の真空雰囲気になるまで温度 500〜 840°Cで脱水素処理して急冷することを特徴とする磁気異方性に優れた希土類-Fe-B系合金磁石粉末の製造方法。
IPC (3件):
B22F 9/04 ,  B22F 1/00 ,  H01F 1/06

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