特許
J-GLOBAL ID:200903028990306653
車両用サスペンション装置の減衰力制御装置
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
長谷 照一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-152190
公開番号(公開出願番号):特開平10-000913
出願日: 1996年06月13日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 車輪の車体に対する相対速度を精度よく推定して、ダンパの減衰力を精度よく制御する。【解決手段】 ダンパの減衰力制御に利用するために、加速度センサにより検出した車体の上下加速度zb”に基づいて、車輪の車体に対する相対速度zw’-zb’を推定するオブザーバを構成する。このオブザーバにおいては、ダンパの開口位置P及び推定相対速度y1obに基づいてダンパの減衰力のうちの非線形成分fnl(zw’-zb’,P)を導出し、この非線形成分fnl(zw’-zb’,P)を入力変数uobとする。この入力変数uobの導出においてダンパの非線形性を考慮する際、実際のダンパの減衰力特性を修正して相対速度y1ob(=zw’-zb’)に対する減衰力fdの変化カーブの傾きを所定値以下に制限して、オブザーバを安定化させることにより相対速度zw’-zb’(=y1ob)の推定演算を確実に収束させる。
請求項(抜粋):
オリフィス開度に応じた減衰力を発生するダンパを有する車両用サスペンション装置に適用され、車体の上下方向の絶対速度及び車輪の車体に対する上下方向の相対速度のうちの一方の速度に関係した第1物理量を検出する検出手段と、前記第1物理量に基づいて前記絶対速度及び相対速度のうちの他方の速度を第2物理量として推定する推定手段と、前記検出した第1物理量及び前記推定した第2物理量に基づいてスカイフック理論にしたがったダンパのオリフィス開度を決定する開度決定手段と、前記ダンパのオリフィス開度を前記決定したオリフィス開度に制御する開度制御手段とを備えた車両用サスペンション装置の減衰力制御装置において、前記推定手段を、前記決定したオリフィス開度及び前記相対速度に応じて決まるダンパの減衰力の非線形成分を入力変数とするオブザーバで構成し、同減衰力の非線形成分の導出において前記相対速度に応じたダンパの減衰力の変化特性の傾きを所定値以下に制限するように修正してなることを特徴とする車両用サスペンション装置の減衰力制御装置。
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