特許
J-GLOBAL ID:200903028995789962

圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-007908
公開番号(公開出願番号):特開平10-205475
出願日: 1997年01月20日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】 作動室内の摺動面の潤滑を図りつつ、圧縮機の停止後、作動室内に潤滑油が溜まることを防止する。【解決手段】 貯油室21から作動室Vに至るオイル通路24の開閉を行う弁機構25を設ける。そして、吐出連通路13から吐出圧力を導いて弁機構25を開弁させる。これにより、圧縮機が停止すると、吐出圧力が速やかに低下するとともに、コイルバネ25eの弾性力により速やかに弁機構25が閉弁する。しがって、圧縮機の停止後、作動室V内に潤滑油が溜まることを防止することができるので、次回の起動時の液圧縮が防止され、圧縮機の破損を未然に防止することができる。
請求項(抜粋):
ハウジング(1、2、23)内に形成された作動室(V)の体積を拡大縮小させることにより、流体を吸入圧縮する圧縮機であって、前記ハウジング(1、2、23)内において、前記作動室(V)の一部を構成するとともに、前記ハウジング(1、2、23)に対して固定した固定部(2a、2b)と、前記作動室(V)の一部を構成するとともに、前記固定部(2)に対して変位して前記作動室(V)の体積を拡大縮小させる可動部(9a、9b)と、前記ハウジング(1、2、23)に形成され、前記作動室(V)にて圧縮された流体が吐出される吐出室(12)と、前記作動室(V)と前記吐出室(12)とを連通させる吐出連通路(13)と、前記吐出室(12)から前記作動室(V)へ流体が逆流することを防止する吐出弁(14)と、前記固定部(2a、2b)と前記可動部(9a、9b)との摺動面を潤滑する潤滑油が蓄えられた貯油室(21)と、前記貯油室(21)と、前記貯油室(21)内より圧力の低い所定体積状態の前記作動室(V)とを連通させるオイル通路(24)と、前記吐出室(12)と前記貯油室(21)とを連通させ、前記吐出室(12)内の圧力を前記貯油室(21)に導く圧力連通路(18、22)と、前記オイル通路(24)に形成された弁口(25a)と、前記弁口(25a)を開閉する弁体(25c)と、前記弁口(25c)が閉じる向きの弾性力を前記弁体(25c)に力を及ぼす弾性部材(25e)と、前記所定体積状態の作動室(V)より体積が縮小した状態の前記作動室(V)から圧力を得て、前記弁口(25a)が開く向きに前記弁体(25c)を移動させる移動手段(25g)とを備えることを特徴とする圧縮機。
IPC (4件):
F04C 29/02 ,  F04C 29/02 321 ,  F04C 18/02 311 ,  F04C 18/344 351
FI (4件):
F04C 29/02 Z ,  F04C 29/02 321 B ,  F04C 18/02 311 Y ,  F04C 18/344 351 U

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