特許
J-GLOBAL ID:200903028997852041

境界層制御装置および境界層制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-185910
公開番号(公開出願番号):特開2001-010594
出願日: 1999年06月30日
公開日(公表日): 2001年01月16日
要約:
【要約】【課題】 飛行機等の移動体の種々の運動状態において抗力を効果的に低減すべく、境界層の遷移点の位置を制御する。【解決手段】 飛行機の主翼Wの表面に配置したホットフィルム等のセンサSの出力に基づいて、遷移点検知手段M1が層流境界層BLL から乱流境界層BLTへの遷移点tの位置を検知する。制御手段M2はフラップFの舵角δfを微小角度変化させ、その結果生じた遷移点tの移動を監視して舵角δfを更に微小角度変化させる操作を繰り返すことにより、遷移点tの位置をできる限り後方に移動させて抗力を低減する。この境界層制御は実際の遷移点tの位置を監視しながら行われるために極めて効果的であるだけでなく、飛行機の運動状態に関わらずに効果を発揮することができる。
請求項(抜粋):
移動体(W)の表面に沿う境界層を制御する境界層制御装置において、境界層が層流境界層(BLL )から乱流境界層(BLT )に遷移する遷移点(t)を検知する遷移点検知手段(M1)と、移動体(W)の表面に沿って遷移点(t)の位置を移動させる遷移点移動手段(F)と、移動体(W)の前端から遷移点(t)までの距離(x)が最長になるように遷移点移動手段(F)を制御する制御手段(M2)と、を備えたことを特徴とする境界層制御装置。

前のページに戻る