特許
J-GLOBAL ID:200903029034312064

積層鉄心の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中前 富士男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-055000
公開番号(公開出願番号):特開平6-245439
出願日: 1993年02月19日
公開日(公表日): 1994年09月02日
要約:
【要約】【目的】 カシメ部のスキュー用の貫通孔に溶融アルミニウムが流入するのを防止でき、外圧を加えなくても鉄心片間の隙間がなくなり、回転子の特性が向上した信頼性の高い高品質のスキュー型の積層鉄心の製造を可能にする。【構成】 鉄心片16のカシメ部12の一端部に相当する位置に貫通孔18を打ち抜く第1のステーションS1と、カシメ部13の他端部に相当する位置に貫通孔19を打ち抜く第2のステーションS2とを設けて、第1、2ステーションS1、S2を交互に作動させて条材24に貫通孔18〜19を穿孔し、次いで条材24に各貫通孔18、19に連接するカシメ部12、13を設け、その後鉄心片16、17を積層する際に、鉄心片16、17のカシメ部12、13の折れ曲がった元部12c、13cを、隣接する鉄心片17、16の貫通孔13、12に位置させると共に、鉄心片16、17をスキューさせながら積層する。
請求項(抜粋):
順送される条材にプレス処理により複数個の舌片状のカシメ部を設け、該カシメ部が設けられた円板状の鉄心片をパンチにより順次打ち抜き、ダイ内で前記カシメ部の凸部を、先に打ち抜かれてスキュー角に相当する角度回転された鉄心片のカシメ部の凹部に嵌合させながら積層するスキュー型の積層鉄心の製造方法であって、それぞれの前記カシメ部の一端部に相当する位置に貫通孔を打ち抜く第1のステーションと、それぞれの前記カシメ部の他端部に相当する位置に貫通孔を打ち抜く第2のステーションとを設けて、前記第1、2ステーションを交互に作動させることにより前記条材に前記貫通孔を穿孔し、次いで前記条材に前記それぞれの貫通孔に連接する前記カシメ部を設け、その後、前記鉄心片を積層する際に、前記鉄心片のカシメ部の折れ曲がった元部を、隣接する前記鉄心片の貫通孔に位置させると共に、前記鉄心片をスキュー角に相当する量だけ回転させながら積層することを特徴とする積層鉄心の製造方法。

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