特許
J-GLOBAL ID:200903029041052981

非複屈折性光学樹脂材料並びにその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 竹本 松司 ,  杉山 秀雄 ,  湯田 浩一 ,  魚住 高博 ,  手島 直彦
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2003002790
公開番号(公開出願番号):WO2003-076982
出願日: 2003年03月10日
公開日(公表日): 2003年09月18日
要約:
複屈折性の符号が同符号の関係にある樹脂材料と無機微粒子材料を組合せた非複屈折性光学樹脂材料を提供する。互いに同符号の複屈折性を持つ無機微粒子を溶融状態の樹脂材料内に分散、共存させ、ゲート5から金型4内に流入させる。溶融材料は、放射状に拡がるように流れる。流れの速度ベクトルは、直進成分Sの他に直交成分P、Rも持つ。樹脂材料の結合鎖は、ほぼ速度ベクトルの方向に配向する。等相面7上の点A近傍、点B近傍の樹脂材料の結合鎖は、それぞれほぼゲート5の出口と点A、点Bを各々結んだ方向に配向する。微粒子の周辺では流動速度に勾配が存在し、それによってモーメントが作用し、無機微粒子はその長軸方向が流れの等相面6〜9にほぼ平行に配向しようとする。これにより、材料全体としては互いに配向複屈折性が打ち消される。
請求項(抜粋):
流動後に固化した透明な高分子樹脂と、前記高分子樹脂中に分散した多数の無機微粒子とを含む非複屈折性光学樹脂材料であって: 前記無機微粒子は、その長軸方向が前記高分子樹脂の結合鎖の配向方向と平行であれば互いに強め合い、直交していれば互いに打ち消し合う関係にあるような配向複屈折性を有しており、 前記高分子樹脂の結合鎖は、前記流動時に作用する外力に対応した配向方向に配向しており、 前記多数の無機微粒子は、前記結合鎖の配向方向とほぼ直交する方向に配向しており、それにより、非複屈折性が与えられている、前記非複屈折性光学樹脂材料。
IPC (1件):
G02B1/04
FI (1件):
G02B1/04

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