特許
J-GLOBAL ID:200903029046774608

倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-114185
公開番号(公開出願番号):特開平7-291119
出願日: 1994年04月28日
公開日(公表日): 1995年11月07日
要約:
【要約】【構成】 弁体18における第1シート部S1と第2シート部S2とは軸方向に離隔させてあり、それらの間に筒状部分18aを備えている。筒状部分18aには支持部材42を嵌着してあり、その支持部材42の内周面に円筒状の金属フィルタからなる消音部材41を設けている。他方、圧力通路23内には、圧力流体の導入速度を抑制する吸音材は設けていない。倍力装置の作動時には、圧力通路23内の圧力流体は、離隔した両第2シート部S2の間を通過した後、消音部材41の内部を流通してから変圧室B,Dに流入する。このとき、両第2シート部S2の間を通過した圧力流体は、上記消音部材41の内部を流通することによって、流れの方向を整えられることになり、渦巻状の乱流になることが防止される。【効果】 倍力装置の作動時の応答性を低下させることなく、吸気音を低減できる。
請求項(抜粋):
シェル内に摺動自在に設けた筒状のバルブボデイと、このバルブボディに設けたパワーピストンと、このパワーピストンの前後に区画形成した定圧室および変圧室と、上記バルブボデイの内周面に形成した環状の第1弁座と、上記バルブボデイに摺動自在に嵌合した弁プランジャと、この弁プランジャに形成した環状の第2弁座と、上記バルブボデイ内に設けられて、ばねの弾撥力により上記第1弁座と第2弁座とに着座する弁体と、上記バルブボディに形成されて第1弁座と弁体とが接触する第1シート部よりも外側部分を上記定圧室に連通させる定圧通路と、上記バルブボディに形成されて第2弁座と弁体とが接触する第2シート部よりも内側部分を圧力流体源に連通させる圧力通路と、上記バルブボディに形成されて第1シート部と第2シート部の中間部分を上記変圧室に連通させる変圧通路とを備えた倍力装置において、上記弁体における第1シート部と第2シート部とを軸方向に所定寸法だけ離隔させて、弁体の第1シート部と第2シート部との間に、それらを接続する筒状部分を形成し、さらに、圧力流体の流通を許容して該圧力流体の流入方向を整流する概略円筒状の消音部材を、上記弁体の筒状部分内に設けたことを特徴とする倍力装置。
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭60-213559
  • 特開昭54-090459

前のページに戻る