特許
J-GLOBAL ID:200903029060748032

ディジタル音声コーダにおける音声信号ピッチ期間の推定および分類のための方法ならびに装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川原田 一穂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-150571
公開番号(公開出願番号):特開平7-028499
出願日: 1994年06月09日
公開日(公表日): 1995年01月31日
要約:
【要約】【目的】 低ビット伝達速度で、高品質のコード化音声を得る。【構成】 各フレームにおいて、ピッチ期間dおよび長期予測係数bと利得Gを推定する長期分析と、信号を活動/非活動として、そして活動信号に対しては有声/無声として先験的に分類することが実行される、音声信号ディジタルコード化方法ならびに装置が提供されている。期間推定回路(LT1)は適切に重みづけされた共分散関数に基づいてそのような期間を計算し、そして分類回路(RV)は、長期予測係数および利得を、フレームごとの可変閾値と比較することによって、有声信号を無声信号と区別する。
請求項(抜粋):
コード化しようとする信号を分割して、同数のサンプルを含むディジタルサンプルフレームにする音声信号コード化方法であって、各フレームのサンプルは、長期および短期スペクトル特性を表し、かつ少なくとも、ピッチ期間に対応する長期分析遅延dと、長期予測係数bおよび利得Gとを備えるパラメータを信号から抽出する予測分析ならびにフレームが活動あるいは非活動音声信号区分のどちらに対応するか、そして活動信号区分の場合には、その区分が有声音あるいは無声音のどちらに対応するかを示す分類を受けることになり、区分は、予測係数および利得が両方ともそれぞれの閾値に等しいか、または大きい場合に有声と考えられる、そして前記パラメータについての情報はコード化装置に与えられて、前記装置において音声区分の特徴に従って異なるコード化方法を選択するための分類を表す信号と共に、コード化信号に挿入することがある場合のためのものであり;前記方法は、前記長期分析の間、遅延は、遅延それ自体に対して認められた最大値より低くない長さを有するウィンドウ内で、計算された期間が実際期間の倍数である確率を減らす重み関数によって重みづけされた、共分散関数の最大値であると推定されること;および予測係数および利得の閾値は、音声ではなく背景ノイズの傾向を追うために、各フレームにおいて適応される閾値であり、この適応は活動音声信号区分においてのみ使用可能になること;を特徴とする前記方法。

前のページに戻る