特許
J-GLOBAL ID:200903029095587554

厚み方向に連続した密度勾配を有するフィルタ-材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 福田 尚夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-121920
公開番号(公開出願番号):特開平7-299315
出願日: 1994年05月10日
公開日(公表日): 1995年11月14日
要約:
【要約】【目的】 原料を厳達調合する必要がなく一系列の原料調合工程にて、一台の抄紙機により、厚み方向に十分に大きな密度差を有したフィルタ材を高速に抄紙可能な製造法を提供する。【構成】 フロ-ボックス上の原料濃度を0.05〜0.06%濃度として、第一段階で原料スラリ-中の水を160L/m2・sec以上の脱水力にて強制脱水してワイヤ-上に堆積する繊維密度を高密度に形成しつつ、第二段階でより弱い減圧脱水にてワイヤ-上への繊維の堆積につれてトップサイドの厚み方向に紙層を低密度に形成させ、次いで100〜130°Cの熱風を紙層のトップサイドより吹付けると共にワイヤ-サイドより吸引し、含有水分60〜70%まで乾燥させ、更に鉄板ドライヤ-にて乾燥させて、天然繊維、合成繊維の単体又は混抄した原料により抄造された坪量100〜300g/m2 及び透気度で1〜10秒の厚み方向に於て連続した密度勾配を有するフィルタ-材を製造する方法。
請求項(抜粋):
丸網抄紙機にてフロ-ボックス上の原料濃度を0.05〜0.06%濃度として、第一段階で、自然重力脱水の約4倍の脱水力に相当する160L/m2・sec 以上の脱水力にて原料スラリ-中の水の強制脱水をしてワイヤ-上に堆積する初期の繊維密度を高密度に形成しながら、第二段階で第一段階より弱い減圧度における強制脱水によりワイヤ-上への繊維の堆積につれてトップサイドの厚み方向に紙層を低密度に徐々に形成させ、次いでその密度勾配を有する紙層に対し100〜130°Cの熱風を紙層のトップサイドより均一に吹き付けると同時にワイヤ-サイドより吸引し、含有水分を60〜70%まで乾燥させ、さらに鉄板ドライヤ-にて上記紙層の密度勾配を維持しながら乾燥させ、天然繊維、合成繊維の単体又は混抄した原料により抄造された坪量100〜300g/m2 及び透気度で1〜10秒の厚み方向において連続した密度勾配を有するフィルタ-材を製造する方法。
IPC (2件):
B01D 39/00 ,  B01D 39/16

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