特許
J-GLOBAL ID:200903029096406413
複数の孔付きの新規のディスク部材を有する燃料噴射装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
本田 崇
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-525746
公開番号(公開出願番号):特表平9-511305
出願日: 1995年03月22日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】重ねられた複数の孔付きディスク部材(26a,26b)が協働して室(46)を形成しており、燃料が、該室(46)を強制的に貫通させられて、弁座(20)からノズル(16)へと流れるようになっている。一方の孔付きディスク部材に設けられた、室に燃料流を通す孔(48)は比較的大きくて、主に、乱流を形成する機能を実施する。これに対して、他方の孔付きディスク部材に設けられた、室に燃料流を通す孔(50)は比較的小さくて、主に、計量と目標定めの機能を実施する。従って、乱流形成の機能と計量の機能とは、互いに分離されている。ある構成では、少なくとも1つの別の孔付きディスク部材が、前記2つの孔付きディスク部材の間に挟まれていて、室を1つ以上の小さな室部分に仕切っている。しかし、これらの室部分間の燃料連絡は維持される。追加された孔付きディスク部材は、乱流形成機能又はより良好な計量・目標定めの機能のうちの一方又は両方の機能に貢献する。ある構成では、全ての孔が等しいので、それぞれが乱流形成、計量、及び目標定めに貢献する。
請求項(抜粋):
内燃機関に燃料を噴射するための燃料噴射装置であって、本体が設けられており、燃料通路が設けられており、該燃料通路が、本体を貫通して、燃料を噴射するノズルまで延びており、弁座が設けられており、該弁座が本体の内部で燃料通路内に配置されており、電気的に操作される機構が設けられており、該機構が弁部材を有しており、該弁部材が、弁座に着座したり弁座から離れたりすることによって、燃料通路を開閉して燃料を流過させるために弁座に対して往復運動させられるようになっており、孔付きディスク手段が、燃料通路内で弁座とノズルとの間に配置されている形式のものにおいて、前記孔付きディスク手段が、2つの孔付きディスク部材を有しており、これらの孔付きディスク部材が、互いの周面が隣接し合うように互いに向き合って重ねられていて、且つこれらの孔付きディスク部材の中央範囲が、協働してこれらの孔付きディスク部材の間に壁に囲まれた室を規定するように形成されており、各孔付きディスク部材が、前記室の壁を貫通して延びる少なくとも1つの貫通孔を有しており、該貫通孔が、室と燃料通路との間の燃料の連絡を可能にして、弁座を貫通した燃料が、ノズルから噴射される前に前記室を通過するようになっていることを特徴とする、複数の孔付きの新規のディスク部材を有する燃料噴射装置。
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