特許
J-GLOBAL ID:200903029138758455

低温靭性の優れた高強度鋼板の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-343470
公開番号(公開出願番号):特開平11-172330
出願日: 1997年12月12日
公開日(公表日): 1999年06月29日
要約:
【要約】【課題】 低温靭性、現地溶接性などの諸特性を同時に達成できるAPI規格X100超の高強度鋼板を提供する。【解決手段】 (1) 低C-高Mn-Ni-Mo-微量Ti系で(1)式のP1 値を限定した成分の鋼片を、また(2) 低C-高Mn-Ni-Mo-微量B-微量Ti系で(2)式のP2 値を限定した成分の鋼片を制御圧延・加速冷却した後、750〜850°Cの温度域に再加熱して、その後10°C/秒以上の冷却速度で冷却することにより高強度と優れた低温靭性、現地溶接性を同時に達成する。【効果】 低温靭性、現地溶接性が優れた高強度ラインパイプ(X100超)の製造が可能となった。その結果、パイプラインの安全性が著しく向上するとともに、パイプライン施工能率の向上および輸送効率の向上が可能となった。
請求項(抜粋):
重量%にて、C :0.03〜0.10%、Si:0.6%以下、Mn:1.8〜2.5%、P :0.015%以下、S :0.003%以下、Ni:0.20〜1.0%、Mo:0.25〜0.60%、Nb:0.01〜0.10%、Ti:0.005〜0.030%、Al:0.06%以下、N :0.001〜0.006%、O :0.005%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、下記(1)式で定義されるP1 値が3.1〜4.0の範囲にある鋼片を1000〜1200°Cの温度に再加熱後、900°C以下の累積圧下量が70%以上で、圧延終了温度が650〜800°Cとなるように圧延した後、10°C/秒以上の冷却速度で500°C以下任意の温度まで冷却した鋼板を750〜850°Cの温度域に再加熱して、その後10°C/秒以上の冷却速度で冷却することを特徴とする引張強さが950MPa以上の低温靭性の優れた高強度鋼板の製造法。 P1 =2.7C+0.4Si+Mn+0.8Cr +0.45(Ni+Cu)+Mo+V ・・・・・(1)
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C21D 8/02 B ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58

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