特許
J-GLOBAL ID:200903029141936879

漏水コンクリートクラックの補修装置とその施工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西山 聞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-275558
公開番号(公開出願番号):特開平10-102789
出願日: 1996年09月25日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 水分が充満した亀裂空隙全体に充填材を、短時間で注入する。【解決手段】 コンクリート躯体壁の表裏に貫通したひび割れの適宜個所に、装着した吸引治具から亀裂空隙の水分KWを吸引して、亀裂空隙の水分の除去を行い、吸引治具装着個所以外の不特定個所で、ひび割れ表面から水分KWが除去された注入個所に充填材供給器を装着し、注入個所から充填材Wを亀裂空隙内に注入して、亀裂空隙に充填材Wを充填する。又、充填材Wは親和性ポリウレタン樹脂系とすることにより、注入された充填材Wは亀裂空隙で水分KWと化学反応し、炭酸ガスの発生及び体積膨張により、水分KWを排除して置換され、化学反応で硬化固結させる。
請求項(抜粋):
コンクリート躯体壁を貫通してひび割れて漏水するコンクリートクラックの補修方法において、吸引治具と該吸引治具に連結される吸引装置、並びに、注入治具と該注入治具に連結され充填材供給器と加圧装置からなる注入装置を、相対的に設置するものであって、前記補修すべきコンクリート躯体壁のひび割れに沿って、前記吸引治具を所望の位置に貼止し、吸引装置によってひび割れ内部の亀裂空隙の水分を吸引し、吸引によって、ひび割れ表面の水分が除去されると共に、亀裂空隙を減圧状態に生成し、前記水分が除去された注入箇所に注入治具を貼止し、親和性ポリウレタン樹脂系の充填材が充填された充填材供給器より、加圧装置により低圧負荷で加圧されて、前記亀裂空隙に充填材を加圧注入する様にしたことを特徴とする漏水コンクリートクラックの補修方法。

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