特許
J-GLOBAL ID:200903029168670900

ロータリピストン燃焼機関

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外7名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-587059
公開番号(公開出願番号):特表2002-531765
出願日: 1999年12月01日
公開日(公表日): 2002年09月24日
要約:
【要約】本発明は4行程ロータリピストン燃焼機関に関する。このエンジンの実施形態は、メインシリンダ(2)に形成されたエンジンボディ(1)と、メインシリンダ内で回転するピストン(4)と、このピストンが固定された円筒状ピストンボディ(3)とから構成される。ピストンボディの中央部には固定軸(5)が設けられ、固定軸はエンジンの駆動軸として働く。このエンジンは、メインシリンダ表面とピストンボディとの間にある空間を開通または遮断する2つの弁(6,9)によって操作される。ピストンの回転は、爆発容積に圧縮された混合ガスが両弁(6,9)の間に閉じ込められた時に、ピストンも両弁間に位置した状態になるように行なわれる。ピストンは、前方の弁(9)に向かって移動する時、燃焼ガスをメインシリンダ表面の溝(13)を通じてピストンの前側から後側へ押し動かす。燃焼ガスがピストンの後側へ移動すると、爆発が発生し、ピストン前方の弁が開く。それと同時に、ピストンが燃焼室を閉鎖する。この後に続く仕事行程において、ピストンの最大トルクが現行のオットーエンジンに比べて約65%までエンジン効率を向上させる。
請求項(抜粋):
側壁を形成する平面で両端が閉じられたメインシリンダ(2)を有するエンジンボディ(1)と、 2つの弁(6,9)と、 中央部に固定軸(5)を有する円筒状ピストンボディ(3)にピストン(4)が取り付けられてなり、上記メインシリンダ内で中心周りに回転するロータとを備え、 上記弁(6,9)は、その外面が上記メインシリンダの表面と一致したり、上記エンジンボディ(1)と上記ピストンボディ(3)との間の空間を塞いだりするように、上記メインシリンダ(2)と交わるシリンダ表面(7,11)内に位置しており、 圧縮行程の終了時には、上記両弁が上記エンジンボディ(1)と上記ピストンボディ(3)との間の空間を塞ぎ、該両弁間の圧縮された爆発ガス内に上記ピストンが位置し、上記ピストンは、前方の圧力弁(9)に向かって移動する時、上記メインシリンダ内あるいは上記側壁内に位置し上記ピストンよりも広範に形成された溝(13、13a)を通じて燃焼混合ガスをピストン前側からピストン後側へ押し動かし、該ピストン後側で爆発を発生させて、連続的な回転運動を得るようになっている4行程ロータリピストン燃焼機関。

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