特許
J-GLOBAL ID:200903029176747424

内燃機関の燃料供給装置の診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-219920
公開番号(公開出願番号):特開平8-082261
出願日: 1994年09月14日
公開日(公表日): 1996年03月26日
要約:
【要約】【目的】 プレッシャレギュレータの基準圧力を吸気管負圧と大気圧とに切換える燃圧コントロールソレノイドの故障診断を正確に行う。【構成】 ソレノイドのOFF状態での空燃比フィードバック補正係数をサンプリングし(S9,10)、OFF状態での平均値αOFF を算出する(S11)。ソレノイドを強制的にON状態にして(S13)、ON状態での空燃比フィードバック補正係数をサンプリングし(S14,15)、ON状態での平均値αONを算出する(S16)。そして、これらの差Δα=αOFF ONを算出し、所定値以上のときに正常、所定値未満のときに故障と診断する。但し、空燃比フィードバック補正係数の各サンプリングデータα11〜α1n21〜α2nの各平均値αOFF ONに対するばらつきが大きいときは、診断を禁止する(S12,17)。
請求項(抜粋):
燃料タンク内の燃料を吸入・圧送する燃料ポンプと、この燃料ポンプから圧送された燃料の圧力と基準圧力との差圧に応動して余剰燃料を燃料タンクに戻すリターン通路を開閉するプレッシャレギュレータと、このプレッシャレギュレータで圧力調整された燃料を機関吸気管内に噴射供給する燃料噴射弁と、前記プレッシャレギュレータの基準圧力を吸気管負圧と大気圧とのいずれか一方に切換える燃圧コントロールソレノイドとを備える内燃機関の燃料供給装置であって、機関排気成分に基づいて機関吸入混合気の空燃比を検出する空燃比センサと、この空燃比センサにより検出される空燃比を目標空燃比に近づけるように前記燃料噴射弁による燃料噴射量を補正するための空燃比フィードバック補正係数を設定する空燃比フィードバック制御手段とを備えるものにおいて、機関運転条件が所定の診断条件か否かを判定する診断条件判定手段と、所定の診断条件のときに前記燃圧コントロールソレノイドにより基準圧力を強制的に切換える強制切換手段と、基準圧力の切換前に、前記空燃比フィードバック制御手段により設定される空燃比フィードバック補正係数をサンプリングする切換前サンプリング手段と、切換前にサンプリングされた空燃比フィードバック補正係数の平均値を算出する切換前平均値算出手段と、基準圧力の切換後に、前記空燃比フィードバック制御手段により設定される空燃比フィードバック補正係数をサンプリングする切換後サンプリング手段と、切換後にサンプリングされた空燃比フィードバック補正係数の平均値を算出する切換後平均値算出手段と、基準圧力の切換前の空燃比フィードバック補正係数の平均値と切換後の空燃比フィードバック補正係数の平均値との差に基づいて前記燃圧コントロールソレノイドの故障の有無を診断する診断手段と、基準圧力の切換前の空燃比フィードバック補正係数の各サンプリングデータのばらつきが大きいときに前記診断手段による診断を禁止する第1の診断禁止手段と、基準圧力の切換後の空燃比フィードバック補正係数の各サンプリングデータのばらつきが大きいときに前記診断手段による診断を禁止する第2の診断禁止手段と、を設けてなることを特徴とする内燃機関の燃料供給装置の診断装置。

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