特許
J-GLOBAL ID:200903029209545113
アンチロック液圧制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
長瀬 成城
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-131375
公開番号(公開出願番号):特開平8-324402
出願日: 1995年05月30日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 容積可変型のアンチロック液圧制御装置において、高圧アキュムレータ、圧力スイッチ、大型のリザーバタンクなどを不要とするとともに電磁バルブも1系統あたり1個に減らすことができ、さらに液圧閉回路中に失陥が生じた場合のフェールセーフ機能を備える。【構成】 減圧室13と蓄圧室17とを連通する閉回路中に失陥が生じ、閉回路中の液圧が低下すると、第2液圧制御ピストン4は図中左方に移動する。すると、係止扞27と突起28が係合し、バランスピストン19を図中左方に移動し第1バルブ25を開き、第2バルブ26を閉じる。この状態となった時にマスタシリンダ側に液圧が発生すると、第1液圧制御ピストン3はチェック弁21が閉状態となるまで減圧室13側に移動し、マスタシリンダからの液圧はスプリング収用室18第1バルブ25を介してホイールシリンダに供給されブレーキが作用する。
請求項(抜粋):
容積可変型のアンチロックブレーキ装置において、同装置は拡張室14と減圧室13とを区画する第1液圧制御ピストン3と、蓄圧室17とマスタシリンダに連通するスプリング収容室18とを区画する第2液圧制御ピストン4と、前記拡張室14とスプリング収用室18とを常時は連通し、かつ、アンチロック制御態様に応じて連通、非連通するチェック弁21を有するとともに、正常時には前記拡張室14とホイールシリンダとを連通し、異常時には同連通を断つ第2バルブ26と、異常時のみホイールシリンダとスプリング収容室18とを連通する第1バルブ25とを備えたバランスピストン19とを有し、前記減圧室13はディケイバルブ6に連通し、さらに前記蓄圧室17は液圧ポンプ7の吐出口に連通するとともにオリフィス5を介してディケイバルブ6に連通してなり、アンチロック制御の減圧時に減圧室13内のブレーキ液をディケイバルブ6を介して液圧ポンプ7で汲み上げてその吐出液を前記蓄圧室21で蓄圧するとともにホイールシリンダ内のブレーキ液を拡張室内に流入させ、再加圧時には前記蓄圧室内のブレーキ液をオリフィス5を介して減圧室13に供給して拡張室内のブレーキ液をホイールシリンダに還流し再加圧を実行できるようにしたことを特徴とする容積可変型のアンチロック液圧制御装置。
IPC (2件):
FI (2件):
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