特許
J-GLOBAL ID:200903029228372173

ヒートパイプによる炉心キャッチャの冷却

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 研一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-348885
公開番号(公開出願番号):特開2001-166081
出願日: 2000年11月16日
公開日(公表日): 2001年06月22日
要約:
【要約】【課題】 原子炉容器の下方領域の熱除去装置。【解決手段】 溶融した炉心(14)が原子炉圧力容器(12)の下側ヘッド(20)から漏れ出るような思いがけない重大な事故が起きた場合に、溶融した炉心14の砕片による破壊作用から格納部の区画境界部(22)の保護と溶融した炉心の砕片の冷却による格納部の区画境界部(22)の破損の防止との両方を行なう、沸騰水型原子炉(10)の原子炉圧力容器の下方領域(70)の熱除去装置が説明されている。熱除去装置は格納部の床(66)に隣接して配置されるガラス基質スラブ(64)と少なくとも一部がガラス基質スラブ(64)に埋め込まれ、原子炉圧力容器(12)の下方領域(70)へ延びている複数のヒートチューブ(68)を含む。冷却装置はまた、受動形格納部冷却装置(38)と、サプレッションプール(30)をドライウェル(24)に接続する可融ベント管(32)を含む。
請求項(抜粋):
床(66)を持ち、ドライウェル(24)、サプレッションプール(30)及び受動形格納部冷却装置(38)を備える一次格納部(22)内に配置される原子炉圧力容器(12)を含む原子炉(10)の容器の下方領域(70)の熱除去装置であって、前記格納部の床(66)に隣接して配置されるガラス基質スラブ(64)と、各々が、少なくとも1部が前記格納部の床(66)にほぼ平行に位置し、前記ガラス基質スラブ(64)に埋め込まれ、また、1端が前記ガラス基質スラブ(64)を通抜け前記原子炉圧力容器(12)の下方の前記領域(70)へ延びる円筒状の蒸発チューブ(76)を含む蒸発部(72)と、前記蒸発チューブ(76)と連通し、前記原子炉圧力容器(12)の下方の前記領域(70)で前記格納部の床(66)から離れる方向に延びる円筒状のチューブ(78)を含む凝縮部(74)とを備える複数のヒートチューブ(68)と、を含むことを特徴とする熱除去装置。

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