特許
J-GLOBAL ID:200903029250004790

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-054042
公開番号(公開出願番号):特開平9-222146
出願日: 1996年02月16日
公開日(公表日): 1997年08月26日
要約:
【要約】【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、伸び側と縮み側で大小異なる種類の減衰力を設定でき、減衰力調整弁の異常時にも充分な減衰力を発生させる。【解決手段】 シリンダ2にピストン3を嵌装し、リザーバ6を接続する。シリンダ上室2aとリザーバ6とを伸び側および縮み側主通路11,12で連通させ、これらの通路の接続部13を伸縮側通路14でシリンダ下室2bに連通させる。伸縮側通路14に開閉弁26を設ける。開閉弁26が開いた状態では、減衰力調整弁23によって、伸び側および縮み側主通路11,12の流通抵抗を変化させ、伸び側および縮み側の減衰力をそれぞれ調整して大小異なる減衰力を得ることができる。減衰力調整弁23の異常時には、開閉弁26を閉じることにより、伸縮側ともに伸び側および縮み側主通路11,12双方の流通抵抗によって減衰力が発生するので、減衰力調整弁23の調整位置にかかわらず充分大きな減衰力が発生する。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、油液およびガスが封入されたリザーバと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されて該シリンダ内を第1室と第2室とに画成するピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が前記第1室を通って前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記第1、第2室間を連通させる第1連通路と、該第1連通路に設けられ前記第2室側から第1室側への油液の流通のみを許容する第1逆止弁と、前記第2室と前記リザーバとを連通させる第2連通路と、該第2連通路に設けられ前記リザーバ側から第2室側への油液の流通のみを許容する第2逆止弁と、前記第1室に接続された伸び側通路と、前記伸び側通路に接続されて該伸び側通路を前記リザーバに連通させる縮み側通路と、前記伸び側通路と前記縮み側通路との接続部を前記第2室に連通させる伸縮側通路と、前記伸び側通路および前記縮み側通路の流通抵抗を一方が小のとき他方が大となり一方が大のとき他方が小となるように調整可能な減衰力調整弁とを備えた減衰力調整式油圧緩衝器において、前記伸縮側通路を開閉する開閉弁を設けたことを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
IPC (2件):
F16F 9/46 ,  B60G 17/08
FI (2件):
F16F 9/46 ,  B60G 17/08

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