特許

J-GLOBAL ID：200903029270836520

地盤注入用グラウト剤と地盤改良方法、下水道管の地下 水止水方法

発明者： 北村 正 ,  黒木 英樹
出願人/特許権者： 三井東圧化学株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-283892
公開番号（公開出願番号）：特開平10-130647
出願日： 1996年10月25日
公開日（公表日）： 1998年05月19日
要約：

【要約】【解決手段】 主剤液がアルカリ水ガラスの水溶液、硬化剤液がアルカリ水中で徐放性の有機酸を放出する水溶性有機物単量体と加水分解によってシロキサン架橋する性質を示す活性シリル基末端を1分子中に少なくとも平均0.7ケ以上導入されてなる重量平均分子量が400〜50,000の範囲にある活性シリル基含有プレポリマーとを含有する水溶液からなり、その主剤液と硬化剤液とを容量比で任意またはほぼ1:1で混合させてなる地盤注入用グラウト剤。【効果】 粘性土、砂質土、礫質土及びそれらの複合土質からなる等の軟弱地盤を強化安定化させる為のグラウト剤や地下埋設下水道管の地下水止水用の注入剤として最適に使用でき、その固結物は靱性と耐久性に富み、離漿や経日収縮率が極端に小さく、高強度でかつその安定ないわゆる耐久性機能に優れた有機無機複合ゲルを与える新規な地盤注入用グラウト剤を提供できる。

請求項（抜粋）：

下記の主剤液Aと硬化剤液Bとを任意の割合で混合してなる2液混合型の地盤注入用グラウト剤。主剤液ASiO2/Na2O及び/又はSiO2/K2Oのモル比が2.5〜5からなるアルカリ水ガラスの固形分5〜50重量%を含有する水溶液、硬化剤液B主剤液Aの全量と混合された時、その主剤液A中に含有されているNa2O及び/またはK2Oで表されるアルカリ分の50〜250モル%分に相当するアルカリ水中で徐放性の有機酸又は炭酸を放出する水溶性有機単量体と、加水分解によってシロキサン架橋する性質を示す式(1)[化1]【化1】 -(CH2)3-Si(R1)n-(X)3-n (1)(但し、R1は水素原子、塩素原子、メチル基、エチル基、プロピル基から選ばれた1種、Xは炭素数が1〜5の整数で表されるアルコキシル基、オキシム基、アセトキシル基から選ばれた1種、nは0〜1をそれぞれ表す。)で表される活性シリル基末端を1分子中に少なくとも平均0.7ケ以上導入され、その活性シリル基を除く主鎖が水溶性のポリエーテル、ポリエーテルポリエステル又はポリエステルから選ばれた1種または2種以上であり、重量平均分子量が400〜50,000の範囲にある活性シリル基含有プレポリマーの1〜35重量%とを含有してなる水溶液。

IPC (3件)：

C09K 17/46 ,  C09K 17/48 ,  E02D 3/12 101

FI (3件)：

C09K 17/46 P ,  C09K 17/48 P ,  E02D 3/12 101