特許
J-GLOBAL ID:200903029292751013

組電池の充電装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菊谷 公男 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-042979
公開番号(公開出願番号):特開平11-234917
出願日: 1998年02月10日
公開日(公表日): 1999年08月27日
要約:
【要約】【課題】 セル電池の端子電圧如何に関わらずバラツキの補正を可能にする。【解決手段】 組電池の各セル電池の端子が補正回路の制御端子とともにセル電池コントローラ(C/C)3に接続される。組電池の両端にはバッテリコントローラ(B/C)が接続され、C/Cとの間に通信線で結ばれている。充電する際、まずC/Cが起動され、各セル電池の端子電圧が検出される。B/Cで各セル電池の端子電圧に基づき演算されたセル電池の平均電圧が補正容量演算可能基準電圧より高いどうかを判断する。高い場合は平均電圧に対し偏差が正方向のセル電池を偏差に応じて放電するよう補正回路を制御する。基準電圧より低い場合、B/Cは充電を開始すると共に、電池容量から出力可能なパワーを演算する。パワー算出値と充電電流によって無負荷時の端子電圧の平均値を推定する。推定値が基準電圧より高いと判断されると、充電を停止し、バラツキ補正を行なう。
請求項(抜粋):
所定の電流で組電池を充電する充電手段を有し、前記組電池のセル電池の端子電圧を検出する電圧検出手段と、前記セル電池の平均電圧を演算する平均電圧演算手段と、前記演算された平均電圧を所定の基準電圧と比較する電圧比較手段とセル電池を放電して容量調整を行なう調整手段とを備えて、充電を開始する際、前記電圧検出手段は各セル電池の無負荷端子電圧を検出し、前記平均電圧演算手段で演算されたセル電池の平均無負荷電圧と所定の基準電圧とを比較することによって、前記セル電池の端子電圧が電池容量を演算できる領域にあるか否かが判定され、容量演算可能な領域では、前記平均無負荷電圧に対して偏差が正方向に大であるセル電池をその偏差に対応する容量で前記調整手段による放電することによってバラツキ補正を行なう組電池の充電装置において、前記組電池の容量から出力可能なパワーを演算するパワー演算手段と、該パワー演算手段の演算値をもとに組電池の内部抵抗を演算する内部抵抗演算手段と、前記充電手段の充電電流と内部抵抗で、充電時に内部抵抗における電圧降下を演算し、セル電池の無負荷時の端子電圧を推定する電圧推定手段と、前記電圧推定手段によって推定された端子電圧と前記基準電圧とを比較する推定電圧比較手段とを設け、前記平均電圧演算手段で演算されたセル電池の平均無負荷電圧と所定の基準電圧との比較で、前記セル電池の端子電圧が電池容量を演算できない領域と判定された場合、前記充電手段による充電を開始させ、前記電圧推定手段で推定された無負荷端子電圧が前記基準電圧との比較で前記セル電池の端子電圧から電池容量を演算可能な領域と判定されると、充電を停止して、上記電圧検出手段はセル電池の無負荷端子電圧を検出し、演算されたセル電池の無負荷平均電圧とセル電池の偏差に基づいてバラツキ補正を行なうことを特徴とする組電池の充電装置。
IPC (5件):
H02J 7/02 ,  B60L 11/18 ,  G01R 31/36 ,  H01M 2/10 ,  H01M 10/44
FI (5件):
H02J 7/02 H ,  B60L 11/18 C ,  G01R 31/36 A ,  H01M 2/10 E ,  H01M 10/44 Q

前のページに戻る