特許
J-GLOBAL ID:200903029297181495

N-複素環式カルベン配位子を含むルテニウムのホモバイメタル及びヘテロバイメタルアルキリデン錯体及びオレフィンメタセシスのための高活性の選択的触媒としてのそれらの使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-014388
公開番号(公開出願番号):特開2000-212192
出願日: 2000年01月24日
公開日(公表日): 2000年08月02日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 N-複素環式カルベン配位子を含むルテニウムのホモバイメタル及びヘテロバイメタルアルキリデン錯体及びオレフィンメタセシスのための高活性の選択的触媒としてのそれらの使用を提供する。【解決手段】 課題を解決するために、本発明は次の構造式I:(式中、Xはアニオン配位子であり、Zは、金属を含有しそしてルテニウム中心に非イオン的に結合する単座ないし三座配位子であり、R1及びR2は、同一であるか又は異なっておりそして各々水素であり又は/及び炭化水素基であるが、しかし環を形成することもでき、そして配位子Lは、N-複素環式カルベンである)を有するルテニウム錯体、そしてまた2個又はそれ以上の炭素原子を有する非環式オレフィン又は/及び3個又はそれ以上の炭素原子を有する環式オレフィンの製造方法並びにオレフィンメタセシスにおける式Iの少なくとも1種の錯体の使用に関する。
請求項(抜粋):
次の構造式I:【化1】[式中、Xはアニオン配位子であり、Zは、金属を含有しそしてルテニウム中心に非イオン的に結合する単座ないし三座配位子であり、R1及びR2は、同一であるか又は異なっておりそして環を形成することもでき、R1及びR2は各々水素又は/及び炭化水素基であり、ここでその炭化水素基は同一であるか又は異なっていてもよくそして各々1〜50個の炭素原子を有するアルキル基、2〜50個の炭素原子を有するアルケニル基、2〜50個の炭素原子を有するアルキニル基、6〜30個の炭素原子を有するアリール基及びシリル基から選択される直鎖もしくは分岐又は/及び環式の基であってよく、ここで炭化水素基又は/及びシリル基中の1個又はそれ以上の水素原子は、同一の又は独立に異なるアルキル、アリール、アルケニル、アルキニル、メタロセニル、ハロゲン、ニトロ、ニトロソ、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、アミド、カルボキシル、カルボニル、チオ又は/及びスルホニル基により置換されていてもよく、配位子Lは、下記式II-V:【化2】(ここで、式II、III、IV及びV中のR1、R2、R3及びR4は、同一であるか又は異なっておりそして各々水素又は/及び炭化水素基であり、ここでその炭化水素基は同一であるか又は異なっておりそして1〜50個の炭素原子を有するアルキル基、2〜50個の炭素原子を有するアルケニル基、2〜50個の炭素原子を有するアルキニル基、6〜30個の炭素原子を有するアリール基から成る群から選択される独立に環式の、直鎖又は/及び分岐の基であり、ここにおいて少なくとも1個の水素は官能基により置換されていてもよく、そしてここでR3及びR4は、同一であるか又は異なっていてもよくそして各々独立にハロゲン、ニトロ、ニトロソ、アルコキシ、アリールオキシ、アミド、カルボキシル、カルボニル、チオ又は/及びスルホニル基であってよい)でのいずれかを有するN-複素環式カルベンである]を有するルテニウム錯体。
IPC (5件):
C07F 15/00 ,  B01J 31/22 ,  C07B 37/00 ,  C07F 19/00 ,  C07B 61/00 300
FI (5件):
C07F 15/00 A ,  B01J 31/22 Z ,  C07B 37/00 ,  C07F 19/00 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
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