特許

J-GLOBAL ID：200903029319686766

油圧式動力伝達継手のプランジャ・カムリング摺動体

発明者： 加 藤 忠 彦 ,  磯 村 勝 敏 ,  南 部 俊 和 ,  吉 田 誠 ,  楠 川 博 隆 ,  ▲高▼▲崎▼俊 治
出願人/特許権者： 株式会社フジユニバンス ,  日産自動車株式会社
代理人 (1件)： 小塩 豊
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平11-149532
公開番号（公開出願番号）：特開2000-334660
出願日： 1999年05月28日
公開日（公表日）： 2000年12月05日
要約：

【要約】 (修正有)【課題】 油圧式動力伝達継手を構成するプランジャおよびカムリング摺動体において、それぞれのプランジャ側摺動面およびカムリング側摺動面における耐摩耗性・耐ピッチング性・耐焼き付き性を向上させる。【解決手段】 油圧式動力伝達継手1において、プランジャ8およびカムリング3のうちいずれか一方あるいは両方が少なくともクロムを含む機械構造用鋼からなり、表面炭素濃度が1.2〜3.0重量%、表面硬さがHv770以上で、摺動部に炭化物が析出している鋼表面に、平均粒径が10〜200μmでビッカース硬さが750Hv以上の微細粒を100m/s以上の速度で投射したプランジャ側摺動面8Sおよび/またはカムリング側摺動面3Sを有するものとした。

請求項（抜粋）：

一方の軸に連結されかつリング形状のカム面からなるカムリング側摺動面をそなえたカムリングと、他方の軸に連結されかつ複数のプランジャ室を軸方向に形成したロータの前記複数のプランジャ室内に往復移動自在に収納されて前記カムリング側摺動面にリターンスプングの押圧力で圧接するプランジャ側摺動面をそなえた複数のプランジャと、前記ロータに形成されかつ前記プランジャ室に通じる吐出孔と該吐出孔に連通する高圧室を有するとともに前記プランジャの往復移動による吐出油の流動により流動抵抗を発生する流動抵抗発生手段を有するバルブを備え、前記プランジャの頭部に吸入用のワンウエイバルブをまた前記吐出孔内に吐出用のワンウエイバルブをそれぞれ設けていて前記両軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手におて、前記プランジャおよびカムリングのうちいずれか一方あるいは両方が少なくともクロムを含む機械構造用鋼からなり、表面炭素濃度が1.2〜3.0重量%、表面硬さがHv770以上で、摺動部に炭化物が析出している鋼表面に、平均粒径が10〜200μmでビッカース硬さが750Hv以上の微細粒を100m/s以上の速度で投射した摺動面を有することを特徴とする油圧式動力伝達継手のプランジャ・カムリング摺動体。

IPC (3件)：

B24C 1/10 ,  C21D 7/06 ,  F16D 31/02

FI (3件)：

B24C 1/10 A ,  C21D 7/06 A ,  F16D 31/02

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 特開平2-051622
  
• 特開平4-201128
  
• 金属成品の摺動部の摩耗防止方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-337121   出願人：株式会社不二機販