特許
J-GLOBAL ID:200903029336148824

トランスポンダを有するニューマチックタイヤ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-100175
公開番号(公開出願番号):特開平5-169931
出願日: 1992年03月27日
公開日(公表日): 1993年07月09日
要約:
【要約】【構成】 ビードとしての環状引張部材36に組合わされ、この部材の包囲する領域より小さな包囲領域を持つコイルアンテナを具備したトランスポンダ24がタイヤ内に設けられている。外部から呼掛けの電磁界が発信されると、部材36は変圧器の一次巻線として作用し、コイルアンテナは二次巻線として作用してタイヤの識別又はデータを電磁信号として送信する。【効果】 トランスポンダと引張部材とを変圧器の一次二次の巻線関係に組合わすことにより、トレッドや側壁と一定の関係を持つことなく、タイヤの周囲のどの位置から呼掛けしても、タイヤの識別その他のデータを送信させることができる。
請求項(抜粋):
タイヤ識別又はデータ伝送に使用されるタイヤ構造内に配置される集積回路トランスポンダを有するニューマチックタイヤであって、それぞれが巻かれた又はケーブル状のスチールワイヤよりなる環状引張部材を有し、トレッドと、側壁と、内側ライナと、その少なくとも一つが環状引張部材間を延びる連続するプライである、複数のプライとを備え、前記連続するプライのそれぞれの端部が環状引張部材の周囲に軸方向かつ半径方向外側に曲げられ、トランスポンダが、別個の第1と第2の電極と、前記トランスポンダの第1と第2の電極にそれぞれ接続される第1と第2のリードを有するアンテナとを有し、前記トランスポンダが、タイヤと接触した又はそれから隔たった放射源から発せられる発振電磁界に呼応して電磁信号を送信することが可能な、トランスポンダを有するニューマチックタイヤにおいて、前記アンテナが複数の束状の巻線と、この巻線によって包囲される領域とを有する電気コイルを備え、前記領域の周辺が束状の巻線内に中心点の軌跡によって構成される閉じた曲線によって形成され、前記領域が同領域を横切る径又は最大寸法を有する円形又は長円形であって、前記最大寸法がコイル巻線によって包囲される領域に対して垂直な方向の束状巻線の断面寸法よりも大きいか、又はそれと等しく、前記コイルが一次巻線としての環状引張部材の一つと関連する二次巻線として位置決めされ、タイヤの内外面間の一次巻線周囲に曲げられた連続するプライの端部と少なくとも一部重複する位置に位置決めされ、コイル領域が一次巻線である環状引張部材により包囲される領域よりも少なく、かかるコイルと引張部材とがコイルがタイヤの側壁とトレッド上の点に対して変化する関係を有するように相異なる軸を有し、呼掛けにトランスポンダが反応する発振電磁界によって一定の磁界成分が一次巻線の環状引張部材によって包囲される領域を貫通することが可能になり、磁界に前記一次巻線を包囲させ、同磁界の一部がコイル巻線によって包囲される領域を貫通する一次巻線を包囲することによって、磁界が十分な強度の場合にトランスポンダの電気信号がアンテナを介して伝送されることが可能であるトランスポンダを有するニューマチックタイヤ。
IPC (4件):
B60C 19/00 ,  B60C 15/06 ,  H04B 1/59 ,  B60C 13/00

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