特許
J-GLOBAL ID:200903029425199238

乾燥汚泥熔融炉装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤島 洋一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-355687
公開番号(公開出願番号):特開平6-031299
出願日: 1992年12月18日
公開日(公表日): 1994年02月08日
要約:
【要約】【目的】乾燥汚泥の燃焼制御を自動化し、ひいては運転精度ないしは運転効率を改善する。【構成】ファジィ推論装置(221) で求めた一次燃焼室上部燃焼用空気供給量推論値および一次燃焼室下部燃焼用空気供給量推論値からそれぞれ求めた一次燃焼室上部燃焼用空気供給量目標値および一次燃焼室下部燃焼用空気供給量目標となるよう一次燃焼室上部燃焼用空気供給量および一次燃焼室下部燃焼用空気供給量をそれぞれ調節する制御と、ファジィ推論装置(222) で求めた燃焼用空気供給総量推論値および二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量推論値からそれぞれ求めた燃焼用空気供給総量目標値および二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量目標値となるよう燃焼用空気供給総量および二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量をそれぞれ調節する制御とのうちの少なくとも一方を実行する。【効果】乾燥汚泥の燃焼制御を自動化でき、ひいては運転精度ないしは運転効率を改善できる。
請求項(抜粋):
燃焼用空気とともに一次燃焼室に供給した乾燥汚泥を一次燃焼室および二次燃焼室でスラグに変えたのちスラグ分離室でスラグを燃焼ガスから分離してなる乾燥汚泥熔融炉装置において、(a) 一次燃焼室の上部の温度T1Hを検出し一次燃焼室上部温度検出値T1H* として出力するための第1の温度検出装置(115) と、(b) 一次燃焼室の下部の温度T1Lを検出し一次燃焼室下部温度検出値T1L* として出力するための第2の温度検出装置(116) と、(c) 二次燃焼室から案内されてきたスラグの温度T3 を検出しスラグ温度検出値T3*として出力するための第3の温度検出装置(133) と、(d) 二次燃焼室からスラグとともに案内されてきたのちスラグから分離された燃焼ガス中の窒素酸化物の濃度CONNOX を検出し燃焼ガス窒素酸化物濃度検出値CONNOX*として出力するための窒素酸化物濃度検出装置(131) と、(e) 二次燃焼室からスラグとともに案内されてきたのちスラグから分離された燃焼ガス中の酸素の濃度CONO2を検出し燃焼ガス酸素濃度検出値CONO2* として出力するための酸素濃度検出装置(132) と、(f) 一次燃焼室へ供給される乾燥汚泥の供給量Dを検出し乾燥汚泥供給量検出値D* として出力するための乾燥汚泥供給量検出装置(111D)と、(g) 一次燃焼室の上部へ供給される燃焼用空気の供給量AIR1Hを検出し一次燃焼室上部燃焼用空気供給量検出値AIR1H* として出力するための第1の燃焼用空気供給量検出装置(112A)と、(h) 一次燃焼室の下部へ供給される燃焼用空気の供給量AIR1Lを検出し一次燃焼室下部燃焼用空気供給量検出値AIR1L* として出力するための第2の燃焼用空気供給量検出装置(113A)と、(i) 一次燃焼室へ供給されている燃焼用空気の供給量AIR1H,AIR1Lと二次燃焼室へ供給されている燃焼用空気の供給量AIR2 との総量AIRTLを検出し燃焼用空気供給総量検出値AIRTL* として出力するための第3の燃焼用空気供給量検出装置(121E)と、(j) 二次燃焼室の燃焼バーナへの燃料の供給量F2 を検出し二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量検出値F2*として出力するための燃料供給量検出装置(122B)と、(k) 酸素濃度検出装置(132) から与えられた燃焼ガス酸素濃度検出値CONO2* と第1の温度検出装置(115) から与えられた一次燃焼室上部温度検出値T1H* と第3の温度検出装置(133) から与えられたスラグ温度検出値T3*と乾燥汚泥供給量検出装置(111D)から与えられた乾燥汚泥供給量検出値D* と第3の燃焼用空気供給量検出装置(121E)から与えられた燃焼用空気供給総量検出値AIRTL* とに応じて一次燃焼室上部温度検出値T1H* およびスラグ温度検出値T3*を補正し一次燃焼室上部温度補正値T1H**およびスラグ温度補正値T3** として出力するための温度補正装置(210) と、(l) (i) 一次燃焼室下部温度T1Lに関するファジィ集合と一次燃焼室上部温度T1Hに関するファジィ集合と燃焼ガス窒素酸化物濃度CONNOX に関するファジィ集合と燃焼ガス酸素濃度CONO2に関するファジィ集合と一次燃焼室上部燃焼用空気供給量AIR1Hに関するファジィ集合と一次燃焼室下部燃焼用空気供給量AIR1Lに関するファジィ集合との間で成立する第1のファジィ規則に基づき、一次燃焼室下部温度検出値T1L* と一次燃焼室上部温度補正値T1H**と燃焼ガス窒素酸化物濃度検出値CONNOX*と燃焼ガス酸素濃度検出値CONO2* とに応じ、ファジィ推論によって一次燃焼室上部燃焼用空気供給量推論値AIR1Hf および一次燃焼室下部燃焼用空気供給量AIR1Lf を求めて出力するための第1のファジィ推論手段(221) と、(ii)燃焼ガス酸素濃度CONO2に関するファジィ集合とスラグ温度T3 に関するファジィ集合と燃焼用空気供給総量AIRTLに関するファジィ集合と二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量F2 に関するファジィ集合との間で成立する第2のファジィ規則に基づき、燃焼ガス酸素濃度検出値CONO2* とスラグ温度補正値T3** とに応じ、ファジィ推論によって燃焼用空気供給総量推論値AIRTLf および二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量推論値F2fを求めて出力するための第2のファジィ推論手段(222) とを包有するファジィ制御装置(220) と、(m) ファジィ制御装置(220) 中の第1のファジィ推論手段(221) から与えられた一次燃焼室上部燃焼用空気供給量推論値AIR1Hf および一次燃焼室下部燃焼用空気供給量推論値AIR1Lf とファジィ制御装置(220) 中の第2のファジィ推論手段(222) から与えられた燃焼用空気供給総量推論値AIRTLf および二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量推論値F2fと第1ないし第3の燃焼用空気供給量検出装置(112A,113A,121E)から与えられた一次燃焼室上部燃焼用空気供給量検出値AIR1H*,一次燃焼室下部燃焼用空気供給量検出値AIR1L* および燃焼用空気供給総量検出値AIRTL* と燃料供給量検出装置(122B)から与えられた二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量検出値F2*とから一次燃焼室上部燃焼用空気供給量目標値AIR1Ho,一次燃焼室下部燃焼用空気供給量目標値AIR1Lo,燃焼用空気供給総量目標値AIRTLo および二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量目標値F2oを求めて出力するためのシーケンス制御装置(230) と、(n) 一次燃焼室上部燃焼用空気供給量AIR1H,一次燃焼室下部燃焼用空気供給量AIR1Lおよび燃焼用空気供給総量AIRTLがそれぞれ一次燃焼室上部燃焼用空気供給量目標値AIR1Ho,一次燃焼室下部燃焼用空気供給量目標値AIR1Lo および燃焼用空気供給総量目標値AIRTLoとなりかつ二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量F2 が二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量目標値F2oとなるよう一次燃焼室上部燃焼用空気供給量制御信号AIR1HC,一次燃焼室下部燃焼用空気供給量制御信号AIR1LC,燃焼用空気供給総量制御信号AIRTLC および二次燃焼室用燃焼バーナ燃料供給量制御信号F2Cを求めて出力しそれぞれ開閉バルブ(112B,113B,121F,122C) に与えるためのPID制御装置(240) とを備えてなることを特徴とする乾燥汚泥熔融炉装置。
IPC (4件):
C02F 11/10 ,  B09B 3/00 303 ,  F23G 5/50 ,  G05B 13/02

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