特許
J-GLOBAL ID:200903029444072621

電池製造における電解液注入装置および電解液注入方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-005872
公開番号(公開出願番号):特開平9-199108
出願日: 1996年01月17日
公開日(公表日): 1997年07月31日
要約:
【要約】【課題】本発明は、定められた量の電解液を確実に注入できて、液浸透に要する時間を大幅に短縮化させ、電池製造上の作業性の向上と、電池に対する性能信頼性の向上を図れる電池製造における電解液注入装置および電解液注入方法を提供する。【解決手段】担体物質aを充填する電池容器1の開口部1aをゴムキャップ2で閉塞し、このゴムキャップに真空ポンプ5に連通する針部3を刺通し、電池容器内部を真空の雰囲気にして電池容器内部および担体物質に含浸する気体を吸収排気する。ついで、液溜め容器7の針部8を刺通して、電池容器内部の負圧条件と液溜め容器の大気圧開放された電解液との圧力差を利用して電解液を電池容器内に供給し、かつ担体物質に吸収させる。
請求項(抜粋):
一端に開口部を有する電池容器内に多孔性の担体物質を充填し、上記電池容器の開口部側から電解液を注入して担体物質に吸収させる電池製造における電解液注入装置において、上記担体物質を充填する上記電池容器の開口部に着脱自在に取着され、開口部を密封する弾性部材からなる蓋体と、この蓋体に貫通刺設され、先端開口部が蓋体を介して電池容器の内部に突出する針部を有し、この針部の基端部に真空源と連通する配管部を備え、電池容器内を真空の雰囲気にして電池容器内部および担体物質に含浸する気体を吸収排気する排気手段と、この排気手段による排気が終了したのに基づき上記蓋体に貫通刺設され、先端開口部が蓋体を介して電池容器の内部に突出する針部を有し、この針部の基端部に電解液を集溜するとともにその上面が開放された液溜め容器が連設され、電池容器内部の負圧条件と液溜め容器の大気圧開放された電解液との圧力差を利用して電解液を電池容器内に供給し、かつ担体物質に吸収させる電解液供給手段とを具備したことを特徴とする電池製造における電解液注入装置。

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