特許
J-GLOBAL ID:200903029486362077

レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-155035
公開番号(公開出願番号):特開平5-188141
出願日: 1992年06月15日
公開日(公表日): 1993年07月30日
要約:
【要約】【目的】 レーダ装置によるターゲットレンジの測定を正確にすることを目的としている。【構成】 本発明は、速度αで上方向及び下方向に反復的に周波数掃引する信号を送信するFMCWレーダに関するものである。所定のターゲットリターン、及び送信信号サンプルがミクサ(6) に供給される。各掃引の間のミクサ出力信号は、周波数成分が各ターゲットに対応しているビート周波数信号である。ビート周波数信号のスペクトルは、高速フーリエ変換計算装置(16)によって解析され、この結果は、ターゲットレンジを計算するデータ処理装置(18)に供給される。ビート周波数とレンジとの間の比例定数は、不確定なαに反比例する。この不確定性を解消するため、すなわちαを所望の値に修正するために、所定の放射方向移動ターゲットの速度を、ドップラーシフト、及びビート周波数成分の変位速度から計算する。この内の一方をαの関数とする。
請求項(抜粋):
周波数が、ほぼ一定な第1速度で第1周波数から第2周波数に反復的に掃引すると共に、前記ほぼ一定な第1速度と同じ大きさで逆符号のほぼ一定な速度で第3周波数から第4周波数に掃引する無線信号の送信機と;ターゲットによる反射後、レーダ装置で受信される所定のリターン信号を、送信信号のサンプルと混合し、各ターゲットに対応する成分を有している周波数スペクトルのビート信号を出力するミクサと;前記周波数スペクトルを解析し、前記各成分の周波数を決定する周波数解析器と;第1周波数から第2周波数への送信信号の周波数掃引から生じる、所定の放射方向移動ターゲットに対応する成分の周波数と、第3周波数から第4周波数への送信信号の周波数掃引から生じる、同一ターゲットに対応する成分の周波数との差を決定するための手段;とを具えているレーダ装置において、該レーダ装置が更に、ターゲットのレンジと、該ターゲットに対応する前記各成分周波数のレンジ依存部分との間の比例定数を決定するための校正手段を具え;該校正手段が、前記所定のターゲットに対応する少なくとも1個の成分の周波数変位速度を決定するとともに、前記差及び前記変位速度によって表示される前記所定のターゲットの放射方向速度間の比率としての前記定数を決定するための手段を具えていることを特徴とするレーダ装置。

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