特許

J-GLOBAL ID：200903029538582453

量子効果素子

発明者： 加藤 理一 ,  棚本 哲史 ,  高橋 茂樹
出願人/特許権者： 株式会社東芝
代理人 (1件)： 外川 英明
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-242783
公開番号（公開出願番号）：特開平10-093028
出願日： 1996年09月13日
公開日（公表日）： 1998年04月10日
要約：

【要約】【課題】 量子箱を基本構成要素とする基本セルにキャリアを所望する数だけ注入させることによりきちっと動作する極めて消費電力の低い量子効果素子を提供することを目的とする。【解決手段】 基本セルを2個の量子箱で構成し、基本セル層を幅或いはエネルギー障壁高さの異なる絶縁層もしくはエネルギー障壁層で挟み込むことにより、基本セルに効率よく1電子のみの注入を行い、かつ放置しておいてもその状態が極めて安定に保たれ、かつ超低消費電力動作をすることを特徴とする量子効果素子。

請求項（抜粋）：

電子または正孔を空間的に閉じ込めることのできる微小な量子箱2個を基本セルとし、該基本セル内では電子または正孔の量子箱間における量子力学的トンネル確率が有限の値を持ち、該基本セル間では電子または正孔の量子箱間における量子力学的トンネル確率が上記セル内における値に比べて十分無視できる位小さく、該基本セルが配線やメモリや論理回路などの基本要素として用いられる複数の基本セルから構成される量子効果素子において、複数個の基本セルを含む基本セル層と一定の厚さの絶縁層またはエネルギー障壁層を介して電極につながる導伝層が基本セル層の上側または下側に形成されることを特徴とする量子効果素子。

IPC (3件)：

H01L 27/10 451 ,  H01L 29/06 ,  H01L 29/80

FI (3件)：

H01L 27/10 451 ,  H01L 29/06 ,  H01L 29/80 A