特許
J-GLOBAL ID:200903029588094441

ディーゼルエンジンのファーストアイドル制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-047339
公開番号(公開出願番号):特開平5-248301
出願日: 1992年03月04日
公開日(公表日): 1993年09月24日
要約:
【要約】【目的】 温度変化等に伴うアイドリング時のエンジン回転数又はアクセル開度の変化を発進時やレーシング時と誤認するのを防止し、発進やレーシングが行われたときには排気絞りを素早く解除させることを可能とする。【構成】 ディーゼルエンジン1のファーストアイドル状態において、学習開度からアクセル開度を引いた開度差が基準値以上となるか又は学習回転数からエンジン回転数を引いた回転数差が基準値以上となったときに、排気絞り及びアイドルアップを解除する。この際、学習開度及び学習回転数は、個々の温度範囲における過去20回のデータの平均値に対して所定範囲を上限、下限として設定され、その都度更新する。従って、学習開度及び学習回転数の精度は高くなる。また、その時々の温度やオイルの粘度等によってアクセル開度又はエンジン回転数が変動したとしても発進時やレーシング時と誤認されない。
請求項(抜粋):
ディーゼルエンジンの排気通路途中に設けられて排気絞りを行うために作動させる排気絞り機構と、前記ディーゼルエンジンへの供給燃料を増量してアイドルアップを行うために作動させるアイドルアップ機構と、前記ディーゼルエンジンのアイドリング時にその暖機を図るべく、前記排気絞り機構を作動させるとともに前記アイドルアップ機構を作動させるように制御する暖機制御手段と、前記ディーゼルエンジンの回転数又はその回転数変化に相当するアクセル開度を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記排気絞り機構及び前記アイドルアップ機構の作動時におけるディーゼルエンジンの回転数又はアクセル開度を学習する学習手段と、前記運転状態検出手段により検出される現在の回転数又はアクセル開度と前記学習手段による学習値との差を求め、その差が予め定められた基準値以上であると判断したときに前記排気絞り機構及びアイドルアップ機構の作動を解除する排気絞り解除制御手段とを備えたディーゼルエンジンのファーストアイドル制御装置において、前記ディーゼルエンジンの温度を検出する温度検出手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記ディーゼルエンジンのアイドリング時と判断したとき、前記温度検出手段より得られる各温度に対応して前記運転状態検出手段より得られる回転数又はアクセル開度をデータとして取り込み、予め設定された複数の温度範囲毎にそれら回転数又はアクセル開度の所定個数データを平均し、それら平均値に対して所定幅の上限値及び下限値を付与して前記学習手段における学習値の学習範囲として設定する学習範囲設定手段とを設けたことを特徴とするディーゼルエンジンのファーストアイドル制御装置。
IPC (4件):
F02D 43/00 301 ,  F02D 9/04 ,  F02D 41/08 380 ,  F02D 45/00 310
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-212216

前のページに戻る