特許
J-GLOBAL ID:200903029733236691

騒音キャンセル方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 斉藤 千幹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-041021
公開番号(公開出願番号):特開平6-259083
出願日: 1993年03月02日
公開日(公表日): 1994年09月16日
要約:
【要約】【目的】 各高調波毎に最適なサンプリング周波数及びタップ長を選択し、少ない演算回数で精度の高い消音制御を行う。【構成】 エンジン回転数の高調波成分のうち複数の高調波成分(2次、4次高調波成分)をキャンセルする場合、キャンセルすべき各高調波成分の次数の最小公倍数をJ、キャンセルすべき高調波成分の上限周波数をfHとするとき、サンプリング周波数Fsを2・fH≦Fsを満足するように決定し、かつ、伝搬特性畳み込み用係数の数を最小公倍数の整数倍として1つの係数メモリ53に保持する。そして、2次及び4次高調波キャンセル処理部51,52は2次,4次高調波成分の上限周波数をfH2,fH4とするとき、それぞれ2・fH2≦Fs/n、2・fH4≦Fs/mを満足するn,mを定め、n,m個毎の伝搬特性畳み込み用係数を用いて、かつ、Fs/n,Fs/mをサンプリング周波数として適応信号処理を行う。
請求項(抜粋):
騒音キャンセル点におけるエンジン音をキャンセルするためのキャンセル音を出力するスピーカと、騒音キャンセル点におけるエンジン音とキャンセル音の合成音を検出するマイクと、エンジン音に応じた参照信号を発生すると参照信号発生部と、該参照信号にスピーカからマイクまでのキャンセル音伝搬系の伝搬特性を畳み込んで信号処理用参照信号を生成する伝搬特性畳み込み用フィルタと、参照信号発生部から出力される参照信号に所定のフィルタリング処理を施して騒音キャンセル信号を発生して各スピーカに入力する適応フィルタと、騒音キャンセル点における合成音信号と信号処理用参照信号を用いて前記騒音キャンセル点における騒音をキャンセルするように適応フィルタの係数を決定する適応信号処理部とを有する騒音キャンセルシステムにおける騒音キャンセル方式において、エンジン回転数の複数の高調波成分をキャンセルする場合、キャンセルすべき各高調波成分の次数の最小公倍数をJ、キャンセルすべき高調波成分の上限周波数をfHとするとき、サンプリング周波数Fsを2・fH≦Fsを満足するように決定し、かつ、伝搬特性畳み込み用フィルタの係数の数を前記最小公倍数の整数倍とし、高調波成分毎に、該高調波成分の上限周波数をfHiとするとき、2・fHi≦Fs/nを満足するnを定め、n個毎の前記係数を用いて、かつ、nサンプリングパルス毎に適応信号処理を行うことを特徴とする騒音キャンセル方式。
IPC (6件):
G10K 11/16 ,  F01N 1/00 ,  G06F 15/31 ,  H03H 17/02 ,  H03H 17/04 ,  H03H 21/00

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