特許
J-GLOBAL ID:200903029745282516

摩擦車式無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-096807
公開番号(公開出願番号):特開平6-280957
出願日: 1993年03月30日
公開日(公表日): 1994年10月07日
要約:
【要約】【目的】 入力軸と第2入力ディスクとの間に設けられるボールスプラインのボールと、これの抜けを防止する抜け止め用リングとが衝突しないようにする。【構成】 第1入力ディスク26及び第1出力ディスク28に摩擦接触するように配置される1対の第1摩擦ローラ30を有する第1無段変速機構22と、第2入力ディスク32及び第2出力ディスク34に摩擦接触するように配置される1対の第2摩擦ローラ36を有する第2無段変速機構24とを有している。第1入力ディスク26の第1摩擦ローラ30接触面とは反対側には入力トルクに応じた推力を発生する推力カム装置70が設けられている。推力カム装置70により発生した推力は入力軸38を介して第2入力ディスク32に作用する。第2入力ディスク32は、第2ボールスプライン62を介して入力軸38に軸方向に相対移動可能に連結されている。入力軸38の外径部には第2ボールスプライン62のボール62aの抜けを防止する抜け止め用リング64が設けられている。
請求項(抜粋):
第1入力ディスク(26)、第1出力ディスク(28)及び両ディスクによって形成されるトロイド状のみぞ内に両ディスクと摩擦接触するように配置される1対の第1摩擦ローラ(30)を有する第1無段変速機構(22)と、第2入力ディスク(32)、第2出力ディスク(34)及び両ディスクによって形成されるトロイド状のみぞ内に両ディスクと摩擦接触するように配置される1対の第2摩擦ローラ(36)を有する第2無段変速機構(24)と、両端にスプラインが形成され、かつこれらスプラインの内少なくとも他端のスプラインはボール(62a)を具備するボールスプライン(62)として、それぞれ一端が第1入力ディスク(26)に他端が第2入力ディスク(32)にスプライン結合された入力軸(38)と、第1入力ディスク(26)の第1摩擦ローラ(30)接触面とは反対側である背面側に設けられるとともに入力トルクに応じた推力を第1入力ディスク(26)に発生する推力カム装置(70)と、第2入力ディスク(32)の第2摩擦ローラ(36)接触面とは反対側である背面側に設けられる皿ばね(51)と、入力軸(38)にら合され、皿ばね(51)を第2摩擦ローラ(36)の背面側に向けて付勢するローディングナット(50)と、を有する摩擦車式無段変速機において、入力軸(38)と第2入力ディスク(32)とを結合するボールスプライン(62)のボール(62a)の抜けを防止する抜け止め用リング(64)が、入力軸(38)の外径部でかつボール(62a)よりも推力カム装置(70)側に設けられている、ことを特徴とする摩擦車式無段変速機。

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