特許
J-GLOBAL ID:200903029833633035
2重周波数全地球位置決定システム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
古谷 馨 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-514582
公開番号(公開出願番号):特表平10-510632
出願日: 1996年09月17日
公開日(公表日): 1998年10月13日
要約:
【要約】全地球位置システム受信機が、L1とL2搬送波、C/A-コード測定値、及びL1とL2 P-コード測定値を回復するか、これは、(a)L1搬送波位相角の推定値を生成し、L1遅延ロック・ループを用いて、局所発生C/A-コードとL1信号との同期をとり、局所発生C/Aコードに基づき、同期化バージョンのP-コードを生成するL1 P-コード発生器を制御し、(b)L1 P-コード発生器が発生したP-コードの位相に基づき、L2 P-コード発生器を初期化し、(c)L2信号に対して、雑音を補償すべく調整される信号電力の推定値を決定し、(d)L2搬送波位相角を決定し、(e)信号電力の推定値が最大となるまで、L2 P-コード発生器を調整することにより、L2 P-コードを追跡することにより行われる。GPS受信機は又、復調L1 P-コードビットとL2 P-コードビットを比較することにより、L2 P-コードを追跡する際の1/2周期の曖昧性も解消する。これらビットが、過半数例で一致しない場合、受信機は、1/2周期エラーでL2 P-コードを追跡していると判定し、それに従って、そのP-コード位相の推定値を調整する。このように、受信機は、1/2周期の曖昧性の解消は別として、L1信号とは無関係に、L2 P-コード及び搬送波を追跡する。従って、受信機は、搬送波/雑音比を判定することにより、L2信号の信頼性を判定することができる。
請求項(抜粋):
L1とL2帯域にわたって、それぞれ、C/A-コード及び暗号化P-コードにより変調されるL1信号と、暗号化P-コードにより変調されるL2信号とを受信するための全地球位置検知受信機において、 A.受信L1信号内のC/A-コードと整合される、局所発生バージョンのC/A-コードを生成するための手段と、 B.上記局所発生バージョンのC/A-コードに位相ロックされる、局所発生バージョンのP-コードを生成するためのL1 P-コード発生器と、 C.L2搬送波の位相角の推定値を生成するためのL2搬送波角度推定手段と、 D.局所発生バージョンのP-コードを生成するためのL2 P-コード発生器と、 E.該L2 P-コード発生器の動作を制御するためのコントローラであって、上記局所発生P-コードと上記受信L2信号との間の相関に関連した信号を受信して、上記局所発生P-コードをL2信号と整合させるために、上記L2 P-コード発生器を調整するためのコントローラと、 F.上記L2 P-コードを追跡する際の1/2周期の曖昧性を解消するための検出器であって、 i.上記L2 P-コード内のビットの過半数が、上記L1 P-コードのビットに応じて、一致するか一致しないかを判定するための多数決回路と、 ii.該多数決回路が、L1とL2ビットの過半数が一致しないと判定した場合に、上記搬送波角度推定手段を調整するための手段と、 を含む検出器と、 を含む、全地球位置検知受信機。
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