特許
J-GLOBAL ID:200903029847582565

排他制御を効率化する技術

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 上野 剛史 ,  太佐 種一 ,  市位 嘉宏 ,  坂口 博 ,  龍華 明裕
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-296299
公開番号(公開出願番号):特開2008-112400
出願日: 2006年10月31日
公開日(公表日): 2008年05月15日
要約:
【課題】不可分操作命令やメモリバリア命令を用いずに効率的な排他制御を実現する。【解決手段】本発明に係るシステムは、第1のタスクによる排他権の獲得又は試行を示す第1情報を記憶するための第1記憶領域と、第2のタスクによる排他権の獲得又は試行を示す第2情報を記憶するための第2記憶領域とを有する記憶装置と、第1のタスクの要求に応じ、第1情報を第1記憶領域に書き込む命令を発行した後に第2記憶領域を読み出して、第2情報が読み出されなければ排他権の獲得成功を返答する第1獲得部と、第2のタスクの要求に応じ、第2情報を第2記憶領域に書き込み第1のタスクから参照可能とした後に、第1タスクにより第1記憶領域へ書き込まれた内容を第2タスクから参照可能とする書込反映処理を行い、書込反映処理の完了後に第1記憶領域を読み出し、第1記憶領域から第1情報が読み出されなければ排他権の獲得成功を返答する第2獲得部とを備える。【選択図】図5
請求項(抜粋):
複数のタスクの間の排他制御を行うシステムであって、 第1のタスクによる排他権の獲得又は獲得の試行を示す第1情報を記憶するための第1記憶領域と、第2のタスクによる前記排他権の獲得又は獲得の試行を示す第2情報を記憶するための第2記憶領域とを有し、第1のタスクにより書き込み命令が発行されてから第2のタスクにより当該書き込みの内容が参照可能となるまで時間差が生じ得る記憶装置と、 第1のタスクによる排他権の獲得の要求に応じ、前記第1情報を前記第1記憶領域に書き込む命令を発行した後に前記第2記憶領域を読み出して、前記第2情報が読み出されなかったことを条件に前記排他権の獲得が成功したことを返答し、前記第2情報が読み出されたことを条件に、前記第1記憶領域から前記第1情報を消去して前記排他権の獲得が失敗したことを返答する第1獲得部と、 第1のタスクによる排他権の解放の要求に応じ、前記第1情報を前記第1記憶領域から消去する第1解放部と、 第2のタスクによる排他権の獲得の要求に応じ、前記第2情報を前記第2記憶領域に書き込んで前記第1のタスクから参照可能とした後に、第1タスクにより前記第1記憶領域へ書き込まれた内容を第2タスクから参照可能とする書込反映処理を行い、当該書込反映処理の完了後に前記第1記憶領域を読み出し、前記第1記憶領域から前記第1情報が読み出されなかったことを条件に前記排他権の獲得が成功したことを返答し、前記第1情報が読み出されたことを条件に、前記第2記憶領域から前記第2情報を消去して前記排他権の獲得が失敗したことを返答する第2獲得部と、 第2のタスクによる排他権の解放の要求に応じ、前記第2情報を前記第2記憶領域から消去する第2解放部と を備えるシステム。
IPC (1件):
G06F 9/52
FI (1件):
G06F9/46 472B
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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