特許
J-GLOBAL ID:200903029866332707

メカニカルシール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中林 幹雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-107753
公開番号(公開出願番号):特開平9-292033
出願日: 1996年04月26日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【課題】 粘性流体中等で使用しても良好な潤滑性が得られるようにする。【解決手段】 天然黒鉛、人造黒鉛、コークス、メソフェース等の骨材と、コールタールピッチ、合成樹脂等の結合材とを主成分とする原材料に球状カーボンを配合し、これらを混合、混練り、成型の工程を経て所定の温度で焼成することにより、マトリックス中に球状カーボンを独立した状態で存在させる。球状カーボンによって摺動面に複数の凸部が形成されるとともに、相手側部材との摺動負荷によって一部の球状カーボンが摺動面から脱落し、その部分に凹部が形成される。これらの凸部、凹部によって摺動面の表面粗さが大きくなり、摺動面に密封対象流体が浸入し易くなり、粘性流体中等で使用しても摺動面を流体潤滑条件とすることができ、摺動面の温度上昇、トルク上昇を抑制することができる。
請求項(抜粋):
回転体に装着される回転環と固定体に装着される固定環とを具え、両環を相互に摺動接触させることにより回転部分をシールするようになっているメカニカルシールにおいて、前記固定環又は回転環の何れか一方を、天然黒鉛、人造黒鉛、コークス、メソフェース等の骨材と、コールタールピッチ、合成樹脂等の結合材とを主成分とする原料に硬質の球状カーボンを配合し、これらを混合、混練り、成形の工程を経て所定の温度で焼成することにより、マトリックス中に前記球状カーボンを独立した状態で存在させたカーボン摺動材で構成したことを特徴とするメカニカルシール。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭58-081270
  • 特開昭61-014278
  • 特開平4-327067
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