特許
J-GLOBAL ID:200903029886070172

燃料タンクの給油燃料蒸気回収装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-234998
公開番号(公開出願番号):特開2003-049716
出願日: 2001年08月02日
公開日(公表日): 2003年02月21日
要約:
【要約】【課題】 差圧弁の作動を確保しつつ背圧室内の燃料ベーパを処理する。【解決手段】 燃料タンク11をキャニスタ10に接続するブリーザ配管13上にベントバルブ131を設ける。ベントバルブは燃料タンクに連通する圧力室と、背圧室とをダイヤフラムで隔てた構成とされ、圧力室と背圧室との間に所定の差圧が生じたときに開弁する。圧力室側には燃料ベーパが存在するため、背圧室を密閉構造とすると背圧室内にダイヤフラムを透過して侵入する燃料ベーパにより背圧室内の圧力が上昇しベントバルブの開弁する燃料タンク圧力が高くなる。これを防止するため、ダイヤフラムにはそれぞれ背圧室と圧力室、及び背圧室とキャニスタ側とを連通する連通孔が設けられる。これにより、背圧室に侵入する燃料ベーパをキャニスタ側と燃料タンク側とに排出し、ベントバルブの作動に影響を与えることなく背圧室内圧を略大気圧に維持することが可能となる。
請求項(抜粋):
燃料蒸気を吸着する吸着剤を収納するキャニスタと、前記キャニスタと燃料タンク液面上部空間とを接続するベーパ通路と、該ベーパ通路に配置され、閉弁時には該ベーパ通路を閉塞するとともに、燃料タンク内圧に応じて開弁し前記ペーパ通路を介して燃料タンク液面上部空間と前記キャニスタとを連通する差圧弁とを備え、前記差圧弁は、燃料タンク内圧が作用する圧力室と該圧力室とダイヤフラムを介して隔てられた背圧室とを備え、前記ダイヤフラムは前記圧力室に作用する燃料タンク内圧が前記背圧室内圧より所定の圧力差以上高くなったときに背圧室側に変位して差圧弁を開弁させる、燃料タンクの給油燃料蒸気回収装置であって、前記背圧室を前記圧力室に連通する第1の連通路と、前記背圧室を前記ベーパ通路の差圧弁よりキャニスタ側の部分に連通する第2の連通路とを備え、前記第1と第2の連通路を、燃料タンクへの給油時に前記圧力室内圧と前記背圧室内圧との間に前記所定の圧力差が生じることを妨げない小さな径に設定した、燃料タンクの給油燃料蒸気回収装置。
IPC (3件):
F02M 25/08 ,  B60K 15/077 ,  F02M 37/00 301
FI (4件):
F02M 25/08 H ,  F02M 25/08 L ,  F02M 37/00 301 H ,  B60K 15/02 L
Fターム (14件):
3D038CA25 ,  3D038CA26 ,  3D038CB01 ,  3D038CC02 ,  3D038CC04 ,  3D038CC05 ,  3D038CC13 ,  3G044CA17 ,  3G044GA03 ,  3G044GA05 ,  3G044GA06 ,  3G044GA07 ,  3G044GA26 ,  3G044GA28

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