特許
J-GLOBAL ID:200903029913535662

加工性に優れた高張力熱延鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-023334
公開番号(公開出願番号):特開平10-204543
出願日: 1997年01月22日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】残留オーステナイトの体積率を5%以上としてTS×Elが24000MPa・%以上の良好な強度-延性バランスを有し、且つコイル内の機械的性質の変動の小さい高強度熱延鋼板の製造方法。【解決手段】 C:0.10 〜0.25wt.%、 Si:0.01〜1.00wt.%、 Mn:1.00〜2.00wt.%、sol.Al:0.50〜2.00wt.%、残りFeおよび不可避不純物の組成のスラブを、(α+γ)2相域又はγ単相域に加熱し、(α+γ)2相域で仕上圧延後、前段で15°C/s以下で空冷し、後段で50°C/s以上で水冷却し、次いで350 〜500 °Cで巻き取り、組織がポリゴナルフェライトと5vol.% 以上の残留γとからなるようにする。上記方法で、仕上圧延後、初期20°C/s以上で650 〜750 °Cまで冷却し、1s以上保持し、終期20°C/s以上で冷却し、次いで350 〜500 °Cで巻き取る。
請求項(抜粋):
C:0.10 〜0.25wt.%、Si:0.01〜1.00wt.%、Mn:1.00〜2.00wt.%、および、sol.Al:0.50〜2.00wt.%を含有し、残りFeおよび不可避的不純物からなる化学成分組成を有する鋼スラブを、フェライトとオーステナイトとの2相混合領域に加熱した後、フェライトとオーステナイトとの2相混合領域で仕上圧延し、得られた熱延鋼帯を前記仕上圧延後のランナウトテーブルの前段では15°C/s以下で空冷し、後段では50°C/s以上で水冷却し、次いで350 〜500 °Cの温度範囲内で巻き取り、得られた鋼帯のミクロ組織をポリゴナルフェライトと体積率で5%以上の残留オーステナイトとからなる組織にすることを特徴とする、加工性に優れた高張力熱延鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 9/48 ,  C21D 8/04 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06
FI (4件):
C21D 9/48 S ,  C21D 8/04 A ,  C22C 38/00 301 W ,  C22C 38/06

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