特許
J-GLOBAL ID:200903029954386507

少なくとも1個の芳香族エステル基を有する有機カーボネートの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-145462
公開番号(公開出願番号):特開平6-041022
出願日: 1993年05月26日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】【構成】 一方では少なくとも1個の脂肪族エステル基を含有するカーボネートと、他方ではフェノールまたはアルキルアリールカーボネートとからの、反応生成物の同一の反応器への多回再循環と生成物流の適当な容器への中間的貯蔵とを用いるカラム型反応器中での接触エステル交換によるアリールカーボネートの連続的な製造方法。【効果】 本発明によれば、かなり増加したエステル交換生成物と減少したフェノールとを含有する所望の組成物が得られる。
請求項(抜粋):
カラムの底部から液状で取り出した少なくとも1個の芳香族エステル基を有するカーボネート、なお未反応のフェノール、および恐らくは少量の少なくとも1個の脂肪族エステル基を有するカーボネートを含有する底部生成物をさらに1ないし 10 回、好ましくは1ないし 5 回、底部生成物の中間的貯蔵部を有する同一の反応器を通過させ、少なくとも1個の脂肪族エステル基を有する有機カーボネートの追加の添加は使用する最後の 1 - 4 回の通過の際には省略してもよいことを特徴とする、0.1 - 10 モルの、好ましくは 0.2 - 5モルの、特に好ましくは 0.5 - 3 モルの、いずれの場合にも少なくとも1個の式【化1】R1-OCOO-R3式中、R3 は直鎖の、または枝分かれのある C1-C6-アルキルを表し、R1 は R2 とは独立に R2 の意味の範囲を推定することもでき、直鎖の、または枝分かれのある C1-C6-アルキルを表すこともできるの脂肪族エステル基を有する有機カーボネートと1モルのいずれの場合にも式【化2】R2-OX式中、R2 はフェニルもしくはナフチル、またはそのいずれもが直鎖の、もしくは枝分かれのある C1-C4-アルキル、直鎖の、もしくは枝分かれのある C1-C4-アルコキシ、シアノおよび/またはハロゲンにより一置換ないし三置換されているフェニルもしくはナフチルを表し、X は水素または直鎖の、もしくは枝分かれのあるアルキル基を有する-COO-C1-C6-アルキルを表すのフェノール性化合物との、それ自体は公知のエステル交換触媒の存在下における、カラム型反応器中 60 - 320°C での接触反応による、少なくとも1個の芳香族エステル基を含有する有機カーボネートをカラムの底部から取り出し、反応生成物として同時に生成する式【化3】R3-OX式中、X および R3 は上記の意味を有するのアルコール性化合物をカラムの頂部から取り出す、少なくとも1個の式【化4】R1-OCOO-R2式中、R1 および R2 は上記の範囲の意味を表すの芳香族エステル基を有する有機カーボネートの製造方法。
IPC (5件):
C07C 69/96 ,  B01J 31/02 101 ,  B01J 31/12 ,  C07C 68/06 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-291257
  • 特開平4-009358
  • 特開平4-211038

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