特許
J-GLOBAL ID:200903029962280483

多重系計算機およびそのバックアップ方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-267882
公開番号(公開出願番号):特開平10-091467
出願日: 1996年09月17日
公開日(公表日): 1998年04月10日
要約:
【要約】【課題】 稼働率の低下を招くことなくバックアップを行うことのできる多重系計算機を提供する。【解決手段】 各計算機において実行する業務それぞれプライオリティを設定する。構成制御部113は当該計算機上の各業務(あるいは、これを実行しているAP業務部115)の状態を示すメッセージ104を、適宜、他の計算機に送る。生存報告メッセージを受け取った計算機は、当該メッセージ104の発信元である業務のバックアップが必要であるか否かを該メッセージ104の内容に基づいて判定する。バックアップ必要な場合には、当該バックアップが必要な業務のプライオリティと、自らの有するAP業務115に割り当てられている業務のプライオリティとを比較する。バックアップが必要な業務の方がプライオリティが高い場合には、自らのAP業務部115によってバックアップを行う。
請求項(抜粋):
複数の計算機を伝送路により相互結合して構成された多重系計算機において、上記計算機は、それぞれ、あらかじめ割り当てられた業務を実行する1または2以上の業務実行部と、上記業務実行部のそれぞれに割り当てられている上記業務の名称および優先度に関する情報を記憶した記憶手段と、上記業務実行部による上記業務の実行状態を検出すると共に上記記憶手段に記憶されている情報を参照することで、当該業務実行部の実行している業務の名称と当該業務の優先度とその時当該業務に対しバックアップを行うことが必要であるか否かの判定の基になる情報(以下“判定情報”という)とを含んだ生存報告メッセージを各業務毎に生成し、該生存報告メッセージを他の計算機に対して送付する生存報告メッセージ生成手段と、他の計算機から送られてくる上記生存報告メッセージを受信し、該受信した生存報告メッセージに含まれている上記判定情報に基づいて当該生存報告メッセージの発信元である業務にはバックアップが必要であるか否かを判定するバックアップ要否判定手段と、上記バックアップ要否判定手段がバックアップが必要であると判定した場合には、当該生存報告メッセージの発信元である業務の優先度と自らの属する計算機の有している上記業務実行部に割り当てられている業務の優先度とを比較する優先度判定手段と、上記優先度判定手段による上記比較の結果、当該生存報告メッセージの発信元である業務の優先度の方が優先度が高かった場合には、自らの属する計算機が有している上記業務実行部に当該生存報告メッセージの発信元である業務のバックアップを行わせるバックアップ制御手段とを有するものであること、を特徴とする多重系計算機。
IPC (2件):
G06F 11/20 310 ,  G06F 11/30
FI (2件):
G06F 11/20 310 A ,  G06F 11/30 F

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