特許
J-GLOBAL ID:200903029962515782

高強度ポリエチレンナフタレート繊維の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-276011
公開番号(公開出願番号):特開平6-128810
出願日: 1992年10月14日
公開日(公表日): 1994年05月10日
要約:
【要約】【目的】高強度、高弾性率でかつ高タフネスを有する、特にタイヤコード、ベルト、ホースなどのゴム資材の補強用繊維に好適なポリエチレンナフタレート繊維の製造方法を提供すること。【構成】ポリエチレン-2,6-ナフタレートを、紡糸口金直下に加熱筒を設置して溶融紡糸する際に、加熱筒の温度および加熱長さを特定して遅延冷却を行ない、ある特定の複屈折率および結晶化ピーク温度を有する未延伸糸とした後該未延伸糸を延伸する。
請求項(抜粋):
極限粘度が0.65ないし1.00であるポリエチレンナフタレートを450〜1200m/分の紡糸速度で溶融紡糸するに際し、(イ) 紡糸口金直下に、糸条の下流側になるにつれて低温度となる温度勾配を有する長さ70cm以上の加熱筒を設置し、該加熱筒の上流側少なくとも30cmは紡糸口金温度以上400°C以下に、また該加熱筒の最下部は200°C以上250°C以下の雰囲気温度に設定して吐出糸条を遅延冷却し、(ロ) 次いで糸条を25°C以下の冷風で冷却し、(ハ) 冷却された糸条を引取りローラーで引取って、下記 (1)〜 (2)式を同時に満足する未延伸糸とし、(1) Δn≦0.010(2) Tc≧205(ただし、Δnは未延伸糸の複屈折率、Tcは結晶化ピーク温度〔°C〕)(ニ) 該未延伸糸を一旦巻取った後あるいは巻取ることなしに延伸工程に供給し全延伸することを特徴とするポリエチレンナフタレート繊維の製造方法。
IPC (5件):
D01F 6/62 301 ,  D01F 6/62 ,  D01F 6/62 306 ,  D01D 5/084 ,  D02G 3/48

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