特許
J-GLOBAL ID:200903029965962003

脈波伝播速度測定機能付き自動血圧測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-307353
公開番号(公開出願番号):特開平9-140679
出願日: 1995年11月27日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】 生体の一部に巻回されたカフの圧迫圧力を変化させる過程で、生体から発生する心拍同期信号に基づいて生体の血圧値を決定する脈波伝播速度測定機能付き自動血圧測定装置において、脈波伝播速度の測定精度を可及的に向上させる。【解決手段】 生体に接触される電極18を通して心電誘導装置70により生体の心電誘導波形が検出され、圧力センサ40により生体のカフ脈波が検出されると、時間差算出手段82により心電誘導波形のR波から、カフ脈波の下ピーク点までの時間差TDRPが算出され、伝播速度算出手段84により、その時間差TDRPに基づいてカフ脈波の伝播速度VM1が算出される。そして、この伝播速度VM1の変化値が所定値以下であると変化値判定手段86により判定されてから逐次算出されるカフ脈波の伝播速度VM1の3拍分の平均値が、伝播速度決定手段87において、生体の動脈内を伝播する脈波の伝播速度VM2として決定される。
請求項(抜粋):
生体の一部に巻回されたカフの圧迫圧力を変化させる過程で、該生体から発生する心拍同期信号に基づいて、該生体の血圧値を決定する形式の脈波伝播速度測定機能付き自動血圧測定装置において、前記生体に接触される電極を通して該生体の心電誘導波形を検出する心電誘導装置と、前記カフの圧迫圧力を変化させる過程で該カフに発生する脈波を検出する脈波センサと、前記心電誘導装置により検出される心電誘導波形の周期毎に発生する所定の部位から、前記脈波センサにより検出される脈波の周期毎に発生する立ち上がり部位までの時間差を算出する時間差算出手段と、該時間差算出手段により算出される時間差に基づいて該脈波の伝播速度を算出する伝播速度算出手段と、該伝播速度算出手段により算出される該脈波の伝播速度の前記カフ圧に対する変化が所定値以下になったか否かを判定する変化値判定手段と、該変化値判定手段により該脈波の伝播速度の前記カフ圧に対する変化が所定値以下であると判定される複数個の伝播速度のうちの少なくとも一つに基づいて、前記生体の動脈内を伝播する脈波の伝播速度を決定する伝播速度決定手段とを、含むことを特徴とする脈波伝播速度測定機能付き自動血圧測定装置。

前のページに戻る