特許
J-GLOBAL ID:200903030028562200
高感度で光学的に粒子を計数し、粒径判定するためのセンサ及び方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (6件):
大塚 康徳
, 高柳 司郎
, 大塚 康弘
, 木村 秀二
, 松丸 秀和
, 下山 治
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-522965
公開番号(公開出願番号):特表2005-533262
出願日: 2003年06月18日
公開日(公表日): 2005年11月04日
要約:
高い感度を有し、相対的に濃縮された懸濁液に応答する単独粒子光センサは、光学感知ゾーンを不均一に照明するために、相対的に幅の狭い光ビームを使用する。センサが流路を通って流れる粒子の総数のうちのごく一部に応答するように、ゾーンは流路より小さくなっており、どの関連粒径の粒子についても、統計的に意味ある数の粒子を検出する。異なる強さで照明されるゾーンの様々に異なる部分を様々に異なる粒子の軌跡が通過して流れるため、結果をデコンボリュートすることが必要である。修正行列反転と、逐次減算という2つのデコンボリューション方法が使用される。2つの方法は、共に、実験に基づいて測定されるか又は理論モデルから計算される少数の基本ベクトルを使用し、残る基本ベクトルはそれらの少数の基本ベクトルから取り出されるセンサは、濁りに関して補償される。吸光検出又は光散乱検出のいずれか、あるいはその双方を採用するいくつかの実施例が開示される。
請求項(抜粋):
流体懸濁液中の粒子の単独粒子光学粒径判定のためのセンサ装置において、
物理的に明確に規定された測定流路を通過する前記懸濁液の流れを確立させる手段と、
前記測定流路の内部に光学感知ゾーンを形成するために、前記測定流路を通過するように、軸を有する相対的に幅の狭い光のビームを有効に誘導する照明手段であって、前記光のビーム及び前記光学感知ゾーンは、前記測定流路の大きさに対して、前記センサ装置が前記測定流路を通って流れる粒子の総数のうちのごく一部にのみ応答し、それにより、前記センサ装置が相対的に濃縮された流体懸濁液に有効に応答するような大きさであり、前記ビームは、最大強さ部分と、前記最大強さ部分から前記軸に対して横方向に間隔をおいて配列された複数の位置に対応する一連の、最大強さより低い強さの部分とを有し、それにより、前記粒子のうちの一部は前記最大強さ部分を通過する軌跡を有し、前記粒子のうちの他の部分は前記より低い強さの位置を通過する軌跡を有し、前記粒子のうちの更に別の部分は前記ゾーンの外側に軌跡を有する場合もあるような照明手段と、
前記ゾーンからの光を光検出して、複数のパルス波高信号を供給する検出器手段であって、各々のパルス波高信号は、前記ゾーンを通って流れる1つの粒子に応答しており、前記パルス波高信号は、検出される粒子の粒径及び軌跡の関数であり、所定の粒径の粒子は、前記ゾーンの前記最大強さ部分を通って流れるときには、最大パルス波高信号を供給し、前記ゾーンの前記より低い強さの位置を通って流れるときには、より小さなパルス波高信号を供給し、前記パルス波高信号は合体して、1つのパルス波高分布PHDを形成するような検出器手段と、
前記パルス波高分布から、前記流体懸濁液中の前記PSD粒子の粒径分布を取り出すために、前記パルス波高分布を数学的にデコンボリュートする手段と、
を備えるセンサ装置。
IPC (1件):
FI (1件):
引用特許:
出願人引用 (16件)
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米国特許第3835315号公報
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米国特許第4537507号公報
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米国特許第4636075号公報
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米国特許第4854705号公報
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米国特許第5316983号公報
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米国特許第5943130号公報
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米国特許第6016194号公報
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米国特許第6111642号公報
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米国特許第3851169号公報
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米国特許第4179218号公報
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米国特許第4188121号公報
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米国特許第4251733号公報
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米国特許第4329054号公報
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米国特許第4348111号公報
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米国特許第4387993号公報
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米国特許第4444500号公報
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審査官引用 (1件)
引用文献:
審査官引用 (2件)
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In Situ Optical Particle Sizing Technique
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AMERICAN LABORATORY, 200101, V33 N1, P32-39
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