特許
J-GLOBAL ID:200903030028683458
流体封入式防振装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
笠井 美孝
, 中根 美枝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-089042
公開番号(公開出願番号):特開2009-243543
出願日: 2008年03月31日
公開日(公表日): 2009年10月22日
要約:
【課題】特別なアクチュエータや制御装置等を必要とすることなく、異なる振幅の複数種類の振動に対して、何れも、流体の共振作用に基づく防振効果を効率的に且つ高度に得ることの出来る、新規な構造の流体封入式防振装置を提供すること。【解決手段】受圧室68と平衡室70を相互に連通する低周波オリフィス通路78を形成する一方、受圧室68と平衡室70を仕切る仕切部材48に形成された収容領域62に対して複合型可動板80を収容配置せしめて、複合型可動板80の変形許容領域84を受圧室68と平衡室70に連通せしめる第一の受圧室側連通路100と第一の平衡室側連通路102,66,104によって中周波オリフィス通路106を形成すると共に、複合型可動板80の変形拘束領域82を受圧室68と平衡室70に連通せしめる第二の受圧室側連通路108と第二の平衡室側連通路112によって高周波オリフィス通路116を形成した。【選択図】図1
請求項(抜粋):
振動伝達系を構成する一方の部材に取り付けられる第一の取付部材と、
振動伝達系を構成する他方の部材に取り付けられる第二の取付部材と、
それら第一の取付部材と第二の取付部材を相互に連結する本体ゴム弾性体と、
壁部の一部が該本体ゴム弾性体で構成されて非圧縮性流体が封入された受圧室と、
壁部の一部が可撓性膜で構成されて非圧縮性流体が封入された平衡室と、
それら受圧室と平衡室を相互に連通する低周波オリフィス通路と、
前記受圧室と前記平衡室とを仕切る仕切部材と、
前記仕切部材に形成された収容領域に収容配置されており、中央部分と外周部分の一方が拘束板を固着せしめた変形拘束領域とされていると共に、それら中央部分と外周部分の他方がゴム弾性板からなる変形許容領域とされている円板形状の複合型可動板と、
該複合型可動板の前記変形拘束領域における前記変形許容領域側の周縁部分において、板厚方向両側に向かって突出するように周方向全周に亘って環状に形成されてそれぞれ前記収容領域の内面に当接せしめられており、弾性変形に基づいて該変形拘束領域の微小変位を許容する一対の環状弾性突起と、
前記複合型可動板の前記変形許容領域における前記変形拘束領域側の周縁部分において周方向に延びるように形成された薄肉状部分からなり、該変形許容領域に対する該変形拘束領域による変形拘束力を抑えるくびれ状連結部と、
前記仕切部材に形成された、前記複合型可動板の前記変形許容領域の一方の面を前記受圧室に連通せしめる第一の受圧室側連通路と、該複合型可動板の該変形許容領域の他方の面を前記平衡室に連通せしめる第一の平衡室側連通路とからなり、該複合型可動板の該変形許容領域の各一方の面に該受圧室と該平衡室の各一方の圧力を及ぼすと共に、前記低周波オリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされた中周波オリフィス通路と、
前記仕切部材に形成された、前記複合型可動板の前記変形拘束領域の一方の面を前記受圧室に連通せしめる第二の受圧室側連通路と、該複合型可動板の該変形拘束領域の他方の面を前記平衡室に連通せしめる第二の平衡室側連通路とからなり、該複合型可動板の該変形拘束領域の各一方の面に該受圧室と該平衡室の各一方の圧力を及ぼすと共に、前記中周波オリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされた高周波オリフィス通路と、
を有することを特徴とする流体封入式防振装置。
IPC (2件):
FI (2件):
F16F13/00 620R
, F16F13/00 620S
Fターム (6件):
3J047AA03
, 3J047AB02
, 3J047CA06
, 3J047CB06
, 3J047DA01
, 3J047FA02
引用特許:
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