特許
J-GLOBAL ID:200903030080271273

流体装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 多田 敏雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-219460
公開番号(公開出願番号):特開平8-061305
出願日: 1994年08月22日
公開日(公表日): 1996年03月08日
要約:
【要約】【目的】 メカニカルブレーキ50を流体モータ14の減速停止に用いるときに生じる衝撃力を効果的に抑制する。【構成】 流体モータ14の減速停止時、副シリンダ室 105から流出する流体量を絞り 107により制限して副シリンダ室 105内に流体圧を発生させる。この結果、ピストン47に作用するスプリング49の付勢力は前記流体圧により一部相殺されて、メカニカルブレーキ50から流体モータ14に付与される制動力がスプリング49の付勢力のみに基づく値より小さくなり、流体モータ14が緩やかに減速される。
請求項(抜粋):
一対の給排通路58、59が接続された流体モータ14と、流体モータ14の回転軸17に設けられ、シリンダ室48に高圧が導かれていないとき、ピストン47がスプリング49に付勢されて制動側に移動することで流体モータ14の回転軸17に機械的制動力を付与し、シリンダ室48に高圧が導かれると、ピストン47がスプリング49に対抗して解除側に移動することで流体モータ14の回転軸17に対する機械的制動力を解除するメカニカルブレーキ50と、前記一対の給排通路58、59と流体源54、排出源56との間に介装され、流体源54、排出源56と一対の給排通路58、59との接続状態を切換える切換弁53と、一対の給排通路58、59の途中に設けられ、前記流体モータ14がポンプ作用をして低圧側給排通路の圧力が上昇したとき、該低圧側給排通路内を流れる流体量を制限して流体モータ14に流体制動力を付与するカウンターバランス弁65と、前記一対の給排通路58、59の途中に設けられ、高圧側給排通路から高圧流体を選択して取り出す選択弁98と、選択弁98とメカニカルブレーキ50のシリンダ室48とを接続する流体通路99と、を備え、切換弁53が流れ位置J、Lに切換えられていずれかの給排通路が流体源54からの流体によって高圧となっているとき、選択弁98によって高圧側給排通路内の高圧流体を選択して取出し流体通路99を通じてメカニカルブレーキ50のシリンダ室48に導くことにより、ピストン47をスプリング49に対抗して解除側に移動させ流体モータ14の回転軸17に対する機械的制動力を解除する一方、切換弁53が中立位置Kに切換えられ両給排通路58、59が排出源56に接続されて共に低圧となると、メカニカルブレーキ50のピストン47がスプリング49に付勢されて制動側に移動し、これにより、該メカニカルブレーキ50から流体モータ14の回転軸17に機械的制動力が付与されるとともに、メカニカルブレーキ50のシリンダ室48内の流体を流体通路99を通じて排出するようにした流体装置において、前記メカニカルブレーキ50に前記シリンダ室48と別の副シリンダ室 105をさらに設けるとともに、該副シリンダ室 105と前記選択弁98とを途中に絞り 107が設けられた接続通路 106によって接続し、いずれかの給排通路が高圧となっているとき、接続通路 106を通じて高圧側給排通路内の高圧流体を副シリンダ室 105に導く一方、両給排通路58、59が共に低圧となったとき、副シリンダ室 105から接続通路 106を通じて流出する流体量を絞り 107によって制限することにより、副シリンダ室 105に前記スプリング49の付勢力を一部相殺する流体圧を発生させるようにしたことを特徴とする流体装置。
IPC (4件):
F15B 11/08 ,  B60T 13/12 ,  F15B 11/00 ,  F15B 11/02
FI (2件):
F15B 11/00 V ,  F15B 11/02 E

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