特許
J-GLOBAL ID:200903030137343845

低合金鉄鋼材料の溶接継手及びその溶接方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-051930
公開番号(公開出願番号):特開2003-251489
出願日: 2002年02月27日
公開日(公表日): 2003年09月09日
要約:
【要約】【課題】通常の溶接後に溶接止端部をグラインダやロータリーカッタ等の研削工具で滑らかに研削して止端半径を大きくするといったような止端処理や急冷処理、あるいは複雑な溶接を施さなくても、溶接継手の疲労強度を向上できる低合金鉄鋼材料の溶接継手及びその溶接方法を提供する。【解決手段】溶接材料を用いて低合金鉄鋼材料1,2同士を溶接により固着して形成した低合金鉄鋼材料の溶接継手の溶接方法であって、溶接により形成された溶接止端部3に付加溶接4を施し、この付加溶接4によって生成される溶接止端部5の溶接金属のマルテンサイト変態開始温度が120°C以上400°C以下であり、かつ溶接止端部5において所定式で表される応力集中係数Kt値が1.3以上2.8以下となるように付加溶接4を行う。
請求項(抜粋):
溶接材料を用いて低合金鉄鋼材料同士を溶接により固着して形成した低合金鉄鋼材料の溶接継手の溶接方法であって、前記溶接により形成された溶接止端部に付加溶接を施し、該付加溶接によって生成される溶接止端部の溶接金属のマルテンサイト変態開始温度が120°C以上400°C以下であり、かつ前記溶接止端部において下記(1)式で表される応力集中係数Kt値が1.3以上2.8以下となるように前記付加溶接を行うことを特徴とする低合金鉄鋼材料の溶接継手の溶接方法。 Kt=1+ {1.348+0.397 ・ln(S/t1)}・Q0.467・f(θ) ......(1)但し、f(θ) = {1-exp(-0.9・β・θ) }/ {1-exp(-0.9・β・π/2) },Q=1/{2.8(W/t1)-2 }・(l2/ρ),W=t1+2l2, S=t2+2l1, β= {W/(2l2) }1/2,t1: 主板厚, t2: リブ板厚, l1: 主板側脚長, l2: リブ板側脚長,ρ: 止端半径, θ( ラジアン):余盛角度とする。
IPC (5件):
B23K 31/00 ,  B23K 9/23 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/58 ,  B23K103:04
FI (5件):
B23K 31/00 F ,  B23K 9/23 A ,  C22C 38/00 302 Z ,  C22C 38/58 ,  B23K103:04
Fターム (5件):
4E001AA03 ,  4E001CA02 ,  4E001DA05 ,  4E001DF09 ,  4E001EA10
引用特許:
審査官引用 (5件)
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