特許
J-GLOBAL ID:200903030212988377

信号周波数追尾方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-167271
公開番号(公開出願番号):特開平9-015032
出願日: 1995年07月03日
公開日(公表日): 1997年01月17日
要約:
【要約】【目的】 信号周波数の追尾の精度を向上させる。【構成】 音響センサ1によって音響信号を受波して、FFT装置2により、高速離散フーリエ変換等を行い信号強度分布を得る。記憶装置3により、信号強度分布の過去一定回数分を記憶する。ニューラルネットワーク4-1〜4-3は、入力中に信号が存在して、しかも勾配がニューラルネットワーク担当範囲内である場合に、出力値が大きな値を示す。イベント検出装置5により、周波数軸に関する極大点を検出することにより、狭帯域信号を求め、この信号の勾配を求める。異なる積分時間を持つ二つの積分装置50-1、50-2により、各周波数ごとに時間的で積分を行う。積分時間選択装置51により、該勾配を持つ信号の測定に適した積分時間を選択する。周波数精測装置20で精測周波数を求め、トラッキング装置30で精測周波数を時間的に追尾する。
請求項(抜粋):
入力信号に対して周波数分析を行って信号強度分布を求める周波数分析処理と、前記信号強度分布を一定の時間にわたって蓄積する記憶処理と、前記周波数分析処理により分析される各周波数毎に、該周波数の近傍に限った小部分の前記信号強度分布を複数のニューラルネットワークに入力し、これらニューラルネットワークのおのおのが信号の周波数の異なる勾配を担当し、これらの各ニューラルネットワークにより、入力中に特定の周波数の勾配を持つ信号が示す直線状のパターンが存在するときに大きな数値を出力するパターン検出処理と、前記複数のニューラルネットワークの出力について、各周波数に対する出力の中で極大点となっており、かつ出力値が所定の閾値を越える値を持つ点を検出することで信号の存在を判定して、このような極大点の周波数を信号の周波数のおおまかな推定値とするとともに、該推定値とする周波数に対して最も大きな値を出力するニューラルネットワークの担当の勾配から信号の周波数の勾配を算出するイベント検出処理と、所定の複数の積分時間について、前記信号強度分布の周波数毎に積分して積分値を求める積分処理と、前記イベント検出処理により算出された勾配に基づいて、前記積分処理により複数の積分時間でした積分値のうちいずれの積分値を採用するかを選択する積分時間選択処理と、前記積分時間選択処理により採用された積分時間で積分された積分値に対して、前記イベント検出処理により検出された信号の周波数のおおまかな推定値の近傍における極大点を探して、信号の周波数のより精密な推定値である精測周波数を求める周波数精測処理と、前記周波数分析処理〜前記周波数精測処理を所定の時間毎に繰り返し、周波数精測処理により求められた精測周波数を時間的に追尾するトラッキング処理とを、実行することを特徴とする信号周波数追尾方法。
IPC (4件):
G01H 3/08 ,  G01R 23/02 ,  G01R 23/16 ,  G01S 3/80
FI (4件):
G01H 3/08 ,  G01R 23/02 ,  G01R 23/16 Z ,  G01S 3/80

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