特許

J-GLOBAL ID：200903030214586942

ポリプロピレン複合組成物

発明者： 小川 徳治 ,  森口 基十雄 ,  野村 孝夫 ,  西尾 武純
出願人/特許権者： 旭化成工業株式会社 ,  トヨタ自動車株式会社
代理人 (1件)： 野崎 銕也
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-336913
公開番号（公開出願番号）：特開平8-176393
出願日： 1994年12月27日
公開日（公表日）： 1996年07月09日
要約：

【要約】【目的】高結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を主成分とする物性バランスに優れ大型薄肉成形品に好適な自動車内装部品用ポリプロピレン複合組成物。【構成】[イ]MFR10〜50(g/10分)、エチレン含量1〜4%、MFR50〜150(g/10分)、エチレン含量5〜10%、120°CTCB不溶分50%以上の高結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体70〜50重量部と[ロ]プロピレン含量20〜30%のエチレン・プロピレン共重合体とブテン含量15〜25%のエチレン・ブテン共重合体の配合比率が7/3〜3/7で[イ]と[ロ]とのMFR比が4〜30のエラストマー成分15〜25重量部と[ハ]無機充填剤15〜25重量部とからなる組成物であって、ポリプロピレン単独成分の連続相中に分散するエラストマー凝集分散相を粒子状で1μm以下に微細分散させた複合組成物。

請求項（抜粋）：

下記の高結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体[イ]、エラストマー成分[ロ]及び無機充填剤[ハ]の各成分からなり、その配合量は[イ]+[ロ]+[ハ]に対して[イ]が70〜50重量部、[ロ]が15〜25重量部、[ハ]が15〜25重量部で、ポリプロピレン単独成分の連続相中に分散するエラストマー成分の凝集分散相は、粒子状で平均粒子径を0.1〜1μmに微細分散していることを特徴とするポリプロピレン複合組成物。[イ]成分:120°Cにおける1,2,4-トリクロロベンゼン不溶分の重量割合が50%以上の多段階重合で得られる高結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体であって(a)、(b)の2成分で構成し、(a)と(b)との配合比率が30/70〜70/30の範囲にあり、(a)成分はメルトフロ-レ-トが10〜50g/10分、エチレン含有量1〜4重量%の高結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体、(b)成分はメルトフローレートが50〜150g/10分、エチレン含有量5〜10重量%の高結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体、[ロ]成分:(c)、(d)の2成分で構成するエラストマー成分からなり、(c)成分は、プロピレン含量が20〜30重量%、ムーニー粘度ML1+4 (100 °C)10〜50のエチレン・プロピレン共重合体、(d)成分は、ブテン含有量が15〜25重量%のエチレン・ブテン共重合体であり、(c)と(d)の配合比率が70/30〜30/70の範囲で、[イ]の高結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体のメルトフローレートと[ロ]のエラストマー成分のメルトフローレートの比[イ]/[ロ]が4〜30の範囲にあるエラストマー成分、[ハ]成分:粒状又は板状の無機充填材。

IPC (2件)：

C08L 53/00 LLX ,  C08L 23/08 LCN