特許
J-GLOBAL ID:200903030218371746

空気調和装置の運転制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-078854
公開番号(公開出願番号):特開平11-218349
出願日: 1998年03月26日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【課題】 1つのダイナミックモデルに基づく多変数制御器(53) を用い、空気調和装置の非線形特性に応じて空調運転制御を行う。【解決手段】 第1偏差算出部(55) が算出した吐出温度の偏差ΔT2と、第2偏差算出部(56) が算出した冷媒温度の偏差ΔTe(ΔTc) とが入力される偏差補正部(57) を設ける。この偏差補正部(57) は、圧縮機(21) の運転周波数の現在値に基づいて補正係数を算出し、この補正係数を両偏差ΔT2,ΔTe(ΔTc) に乗じて補正後の偏差ΔT2',ΔTe'(ΔTc') を導出する。多変数制御器(53) は、偏差補正部(57)で導出された補正後の偏差ΔT2',ΔTe'(ΔTc') を2入力としている。更に、多変数制御器(53) は、基準の空調運転状態における1つのダイナミックモデルに基づいて圧縮機容量と電動膨張弁開度の制御量ΔHz,ΔEvを導出し、圧縮機容量及び電動膨張弁開度を2出力とし、圧縮機(21) に周波数指令信号を、電動膨張弁(EV) に開度指令信号をそれぞれ出力する。
請求項(抜粋):
運転容量の可変な圧縮機(21) と熱源側熱交換器(23) と開度の可変な膨張弁(EV) と利用側熱交換器(31) とが順に接続された冷媒回路(12)を備え、空調運転を行う空気調和装置において、上記圧縮機(21) における冷媒の吐出温度を検出して出力する第1検出手段(Th-2) と、上記利用側熱交換器(31) における冷媒の相変化に関する物理量を検出して出力する第2検出手段(Th-n) と、上記圧縮機(21) における目標吐出温度を導出して出力する第1導出手段(51)と、上記利用側熱交換器(31) における冷媒の相変化に関する目標物理量を出力する第2導出手段(52) と、上記第1検出手段(Th-2) の検出吐出温度と第1導出手段(51) の目標吐出温度との吐出温度偏差、及び上記第2検出手段(Th-n) の検出物理量と第2導出手段(52) の目標物理量との物理量偏差を、空調運転状態に基づく制御変数と目的変数との非線形特性に対応した値に補正し、補正後の吐出温度偏差及び物理量偏差を出力する偏差補正手段(57) と、上記偏差補正手段(57) で補正された吐出温度偏差及び物理量偏差を2入力とする一方、圧縮機容量及び膨張弁開度を制御入力とし、且つ吐出温度と利用側熱交換器(31) における冷媒の相変化に関する物理量とを制御出力とする冷媒回路(12) のダイナミックモデルに基づいて圧縮機容量と膨張弁開度の制御量を導出し、該圧縮機容量及び膨張弁開度を2出力とし、上記圧縮機(21) に容量指令信号を、膨張弁(EV) に開度指令信号をそれぞれ出力する多変数制御手段(53) とを備えていることを特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
IPC (5件):
F24F 11/02 ,  F25B 1/00 304 ,  F25B 1/00 361 ,  F25B 1/00 371 ,  F25B 13/00
FI (5件):
F24F 11/02 Z ,  F25B 1/00 304 F ,  F25B 1/00 361 D ,  F25B 1/00 371 Z ,  F25B 13/00 J
引用特許:
審査官引用 (3件)

前のページに戻る