特許
J-GLOBAL ID:200903030227489954

ポリオキシアルキレンカルボン酸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内山 充
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-050984
公開番号(公開出願番号):特開平10-231270
出願日: 1997年02月19日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】未反応物や副生物を含まない高純度かつ高分子量のポリオキシアルキレンカルボン酸を容易に得ることができるポリオキシアルキレンカルボン酸の製造方法を提供する。【解決手段】(A)両末端又は片末端が水酸基であるポリオキシアルキレン化合物1モルに対して、ハロゲン化酢酸塩又はハロゲン化プロピオン酸塩4〜50モル及びアルカリ金属水酸化物8〜70モルを添加し、有機溶剤の存在下に、80〜150°Cにおいて反応し、ポリオキシアルキレンカルボン酸塩を得る工程、(B)反応混合物に無機酸を添加してpHを3以下に調整し、遊離のポリオキシアルキレンカルボン酸とする工程、(C)ポリオキシアルキレンカルボン酸を含む溶液を無機塩の水溶液により洗浄して、副生成物などを除去する工程、及び、(D)有機溶剤及び水を留去し、析出する塩をろ別する工程、を有することを特徴とするポリオキシアルキレンカルボン酸の製造方法。
請求項(抜粋):
(A)一般式[1]で表されるポリオキシアルキレン化合物【化1】又は、一般式[2]で表されるポリオキシアルキレン化合物【化2】に、ポリオキシアルキレン化合物1モルに対して、一般式[3]で表されるハロゲン化カルボン酸塩X(CH2)mCOOM ...[3]4〜50モル及びアルカリ金属水酸化物8〜70モルを添加し、ポリオキシアルキレン化合物の0.5〜4重量倍の有機溶剤の存在下に、80〜150°Cにおいて反応することにより、一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンカルボン酸塩【化3】又は、一般式[5]で表されるポリオキシアルキレンカルボン酸塩【化4】を得る工程、(B)得られた反応混合物に無機酸を添加してpHを3以下に調整することにより、ポリオキシアルキレンカルボン酸塩を遊離のポリオキシアルキレンカルボン酸とする工程、(C)得られたポリオキシアルキレンカルボン酸を含む溶液に、無機塩の1〜30重量%水溶液を添加し、60〜120°Cで1〜5回洗浄して、未反応原料、副生成物、過剰の無機酸及び塩を除去する工程、及び、(D)減圧下に50〜120°Cにおいて有機溶剤及び水を留去し、析出する塩をろ別する工程、を有することを特徴とする一般式[6]で表されるポリオキシアルキレンカルボン酸【化5】又は、一般式[7]で表されるポリオキシアルキレンカルボン酸【化6】で表されるポリオキシアルキレンカルボン酸の製造方法。(ただし、一般式[1]〜[7]において、R1は炭素数1〜4の炭化水素基であり、Zはエチレン基、プロピレン基又はトリメチレン基であり、AOは炭素数3又は4のオキシアルキレン基であり、a及びcは、オキシエチレン基の平均付加モル数であってa+c=40〜1,000であり、b及びdは、炭素数3又は4のオキシアルキレン基の平均付加モル数であってb+d=0〜100であり、かつ(b+d)/(a+b+c+d)≦0.5であり、b+dが2以上のときは、オキシエチレン基と炭素数3又は4のオキシアルキレン基の付加状態はランダム状又はブロック状であり、Xは塩素又は臭素であり、mは1又は2であり、Mはナトリウム又はカリウムである。)
IPC (2件):
C07C 59/125 ,  C07C 51/367
FI (2件):
C07C 59/125 E ,  C07C 51/367

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