特許
J-GLOBAL ID:200903030240869146

配電系統の操作装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 則近 憲佑
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-121864
公開番号(公開出願番号):特開平5-328597
出願日: 1992年05月14日
公開日(公表日): 1993年12月10日
要約:
【要約】【目的】 配電系統操作装置において、融通パターン候補を求め、一定の条件を満たせば、当該融通パターンを決定し、評価する融通パターン候補の数を減らし、処理速度を速くした。【構成】 配電系統の状態を把握する配電系統状態把握手段1と、一定の順序で融通パターン候補を作成すると共に、当該融通パターン候補が電圧・電流チェックの結果OKであれば当該候補により融通することを決定する融通計算手段2と、開閉器の操作手順を作成する操作手順作成手段3と、区分開閉器の開閉操作情報を出力する開閉器操作手段4を備えている。
請求項(抜粋):
配電系統のフィーダーしゃ断器及び区分開閉器の開閉状態情報,バンク及び配電線の電圧・電流情報を把握する配電系統状態把握手段と、被融通区間又は被融通区間群に対して自又は他の配電線からの融通方法を決定する融通計算手段と、決定結果に基づき開閉器操作手順を作成する操作手順作成手段と、作成した操作手順に応じて区分開閉器の開閉操作情報を出力する開閉器操作手段からなる配電系統の操作装置において、以下に示す(1) から(4) の手順に基づいて前記区分開閉器を操作することを特徴とする配電系統の操作装置。(1) 被融通区間又は被融通区間群の内、遠制常開開閉器で区切られる区間又は区間群の1つの連系点から全て融通する融通パターンを融通パターン候補として1つずつ作成し、当該融通パターン候補が以下の(イ),(ロ)の制約条件、即ち、(イ)融通後配電系統内の全ての電圧が許容範囲内である(電圧降下チェック)(ロ)融通後配電系統内の配電線・開閉器が過電流を生じない(過電流チェック)という条件を全て満足するかを調べ、満足すればその時点で当該融通パターン候補を融通パターンとして決定する。(2) 上記(1) において条件を満足する融通パターン候補がない時、当該区間群内を下記(a) の開閉器で区切って複数の連系点から融通することにより、当該区間群を複数の連系点から全て融通する融通パターン群を融通パターン群候補として1つずつ作成し、当該融通パターン群候補が上記の(イ),(ロ)の制約条件を全て満足するかを調べ、満足すればその時点で当該融通パターン群候補を融通パターン群として決定する。(3) 上記(2) において条件を満足する融通パターン群候補がない時、当該区間群内を下記(b) の開閉器で区切って複数の連系点から融通することにより、当該区間群を複数の連系点から全て融通する融通パターン群を融通パターン群候補として1つずつ作成し、当該融通パターン群候補が上記(イ),(ロ)の制約条件を全て満足するかを調べ、満足すればその時点て当該融通パターン群候補を融通パターン群として決定する。(a) 遠制常開又は遠制常閉開閉器(b) 遠制常開又は遠制常閉又は手動開閉器(4) 上記(3) において条件を満足する融通パターン群候補がない時、(イ),(ロ)の条件を満足しかつ融通不能区間数が最も少ない融通パターン群候補を融通パターン群として決定する。
IPC (3件):
H02H 7/26 ,  H02H 7/22 ,  H02J 3/06

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