特許
J-GLOBAL ID:200903030270689770

車輪用ハブユニット軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-007047
公開番号(公開出願番号):特開平10-203108
出願日: 1997年01月17日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】 高寿命及び高剛性を確保するための軸受部の予圧を適切かつ容易に管理設定することができ、かつこれを組付性や信頼性を損なうことなく実現することができる車輪用ハブユニット軸受を得る。【解決手段】 ハブユニット軸受10では、インナ側内輪32に第1のスプライン部52が設けられており、ハブシャフト16には第2のスプライン部54が設けられている。第1のスプライン部52を第2のスプライン部54に挿通した後に回転させて互いの凹凸が対向し合う圧入状態とすることで、インナ側内輪32がハブシャフト16に固定されている。これにより、軸受部分の予圧は、第1のスプライン部52の幅寸法を管理することで一義的に決定されるため、適切かつ容易に管理設定することができ、高寿命及び高剛性を確保することができると共に、組付性や信頼性を損なうことがない。
請求項(抜粋):
車体に取り付けられる外輪と、アウタ側内輪が一体に設けられ、ディスクホイールが取り付けられると共に、回転駆動力伝達用等速ジョイントの外輪と一体形成されたハブシャフトと、前記ハブシャフトに固定されたインナ側内輪と、前記外輪とハブシャフトとの間、及び、前記外輪とインナ側内輪との間にそれぞれ保持器によって転動自在に保持された複列のボールと、から成る車輪用ハブユニット軸受において、前記インナ側内輪の内周面に、周方向に沿って凹凸が連続する第1のスプライン部を設けると共に、前記ハブシャフトの円筒形本体部分に、前記第1のスプライン部の凹凸に対応しこれが軸線方向に沿って挿入可能な第2のスプライン部と、前記第2のスプライン部の側近に位置すると共に前記第1のスプライン部の幅寸法に対応しこれが軸線回りに回転して嵌入可能なリング状の嵌合溝と、を設け、前記インナ側内輪の第1のスプライン部を前記ハブシャフトの第2のスプライン部へ軸線方向に沿って挿入して前記第1のスプライン部を前記嵌合溝に位置させた後に、前記インナ側内輪を軸線回りに回転して前記第1のスプライン部の凹凸を前記第2のスプライン部の凹凸に対し軸線方向に対向させ前記嵌合溝内に圧入状態として、前記インナ側内輪を前記ハブシャフトに固定した、ことを特徴とする車輪用ハブユニット軸受。
IPC (2件):
B60B 35/18 ,  F16C 19/16
FI (2件):
B60B 35/18 A ,  F16C 19/16

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